先日、霊峰白山への登山に初挑戦してみたものの、恥ずかしながら序盤で力尽きるという醜態をさらしてしまいました。たった1時間半程度登ったところでぷっつりと途切れた体力と気力。あんな感覚は初めての経験。
あの日、あの時、わたしの中で一体何が起きていたのか。
また、そもそも登山計画自体が破綻していたのではないか、そのあたりを検証し、今後の活動に反映させていきたいと思います。
問題の登山計画
- 1日目
- 12:00スタート地点 石川県 別当出合着
- 16:00白山室堂着 宿泊手続き
- 20:00就寝
- 2日目
- 3:30起床
- 4:30御前峰~お池巡り
- 7:30室堂着 下山開始
- 11:00下山完了
バッファのない行動スケジュールに問題があったことはもちろん、失敗のサインは出発前にも潜んでいたのです。実は当日の朝8時まで仕事をしており、まともな休憩もないまま3時間ほど車を運転してからの登山だったのでした。
ですので実際のスケジュールはこう。
出発前までのスケジュール
- 0日目
- 20:00起床
- 22:00始業
- 8:00終業
- 1日目
- 8:30帰宅、シャワー、着替え
- 9:00出発
- 12:00スタート地点 石川県 別当出合着
う~ん、今思えば無茶な強行軍。
そして登山開始から約40程度でハンガーノック状態に陥るのですが、それもそのはず。勤務中は一切食事をとらず、運転中に惣菜パンとコンビニおにぎりをひとつずつ口にしただけで、登山前の栄養補給としてはまったく足りていなかったのです。
さらにわたしを苦しめたのが新調した大型ザックの存在。
はじめて背負う9kg近い荷物が、時間経過と共にじわじわと肩口にダメージを蓄積させていきました。これも帰宅後のひとり反省会によって正しくザックの調整が出来ていないことが原因であったと判明しました。とりわけショルダーストラップの調整がまったく出来ていなかったのです。
つまり、寝不足、タイトなスケジュール、空腹、肩の痛み、という主に4つの要素が登山失敗の原因だったのではないかと推測します。
今回の失敗を踏まえ、いつかまた白山に挑戦したいものです。
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