軍幕とソロキャンプの相性
- 大き過ぎない取り回しの良さ
- コットン生地ゆえに火の粉に強い
- アナログ構造なので修理しやすい
- ワイルドでクールなビジュアル
- 汚れや破損すら“味”になる
ざっとこんなところでしょうか。
他方、デメリットもあるわけで、、、
- 雨に弱い
- コットンなので重い、かさばる
- インナー(蚊帳)がない
- 使い方に工夫が必要
このように一般的なテントなら致命的な欠点だらけでもあるのです。
それでも尚、我々は軍幕に魅了されてしまう。
言語化するのは困難ですが、この小さな秘密基地が一瞬で少年時代にタイムスリップさせてくれる、と言ったら大袈裟でしょうか。
軍幕事情最前線
一昔前まで軍幕と言えばUSパップテントとポーランドポンチョの二大巨頭がソロキャンプシーンを席巻していました。しかしながらどちらも軍の払い下げ、且つ既に製造されていないことから年々価格は高騰の一途。
そんな中、ガレージブランド界隈からパップテントを模したと思われるテントが散見されるようになったものの、価格面での訴求力がやや物足りず普及には程遠く、、、
するとコストパフォーマンスに定評のあるDODからそのものズバリなパップフーテント、テンマクデザインからは炎幕といったような軍幕ライクなテントが続々登場し、にわかに市場が活気づき始めたのです。
あるいはここにスポーツオーソリティのPBアルパインデザインのポップアップシェルターテントを加えてもいいでしょうか。
そして2019年、伏兵バンドックが放ったソロベース、これが思わぬスマッシュヒットを記録し、ジェネリックミリタリー時代が本格的に到来しました。
ソロベースに手ごたえを得たバンドックは翌2020年モノポール構造のソロティピーTCを投入、その勢いをますます加速させたのは記憶に新しいところ。
そこに待ったをかけたのが新興勢力ながら圧倒的なコスパの良さで勢力拡大を続けるFIELDOOR。
いかにもソロベースを研究してきたと思われるパップテント320をぶつけてきたのです。
かと思えばバンドックもソロベースにスカートとサイドウォール、そして建前上の“ベンチレーション”を追加したソロベースEXで迎撃。
まさに第一次軍幕大戦がここに幕を開けたのです。
と、ここまでが2020年7月時点の状況。
今後も前線に動きがあり次第、随時こちらで戦場カメラマンよろしく、つぶさに戦況をお伝えしていきたいと思います。
現場からは以上です!




