ピコグリルは謎だらけ
近代キャンプシーンにおける軽量コンパクトな焚き火台の代名詞的存在となったピコグリル・シリーズ。とりわけソロキャンプに最適なサイズ感のピコグリル398はYouTubeやSNSなどで目にする機会も多く、愛用者も増えました。
もちろん、わたしもそのひとり。
2016年当時のまだピカピカだった頃。
この道具が面白いのはこれだけ売れているのにも関わらず、開発者や製造元などの情報があまりネット上に転がっていないこと。
というわけで、ちょっと調査してみることにしました。
キーワードを集める
ネット上の情報をかき集めてみると、まずスイス生まれであるということ、次にBruno Wanzenriedなる人物が開発したことなどが分かりました。
そしておそらく正規販売を手掛けているのはUL系のアイテムを数多く取り揃える「WANDERLUST EQUIPMENT」と「Pikari outdoor-shop」の2店舗のみ。
Amazonでも販売されていますが、おそらくこちらは転売ではないかと思われます。
販売状況は後回しにするとして、まずは開発者とされているBruno Wanzenriedなる人物を調べてみることに。
Bruno Wanzenriedって誰?
グーグルの検索窓に「Bruno Wanzenried」と打ち込んで表示された最初のページがこちら。
笑顔の男性と読めない言語がびっしり。
そもそもスイスの公用語って何よ、と思って調べたらフランス語、イタリア語、ドイツ語、ロマンシュ語(聞いたことすらない)なんですって。
翻訳するにしても何語か分からないと始まらないので、片っ端からグーグル翻訳に原文をペーストしていくと、どうやらドイツ語だということが判明。
そうして最初の太字部分を翻訳した結果がこちら。
ブルーノワンゼンリート(1956)、旅行代理店、発明家、発明家、実業家の世界的に有名な創始者。それ以来、「楽しいことをする」という夢を実現し、多くの仕事と収入を得ています。
どうやら手広く事業を手掛けている様子のブルーノ・ワンゼンリートさん。
日本でいうドクター中松ライクな方でしょうか。
これだけではピコグリルと結びつきませんので、もう少し翻訳していきましょう。
ブルーノ・ヴァンゼンリート、どこでどのように育ちましたか?
私はシャフハウゼンの妹と近所で「強迫観念」し、スクーターに精通していました!
私の妹は私たち2人の熱狂者でした、私はむしろti病です。当時、私たちはアパートにセントラルヒーティングがなかったため、常にスクリードでfirstを運び、次に部屋に戻す必要がありました。
部屋は2つありました。1つは日常生活用、もう1つは訪問者用です。訪問者の部屋は私がかなり冷たくて(笑)、私の部屋のためにいつもこの冷たい部屋を歩かなければならなかったので、私はかなり分かれた関係を持っていました。
やべー翻訳ですが「生い立ちについて」ということは分かります。
でも、このパートはあまりピコグリルとは関係なさそう。
それよりも翻訳の精度ってまだこのくらいなのかと、ちょっとガッカリ。
次いってみましょう。
ほぼ26年前に、シャフハウゼンにアウトドアビジネスの旅行代理店を設立しました。
なるほど、肩書のはじめに旅行代理店とあるのはこのことですか。
ジャックとしてのあなたの夢の仕事は何でしたか?
長い間、私は明確な欲求の職業やアイデアを持っていませんでした。私のいとこは電気技師になることを学び、この仕事は非常に用途が広いと言った。それは私にアピールしていました。汎用性のあるもの、たとえば私は溶接がとても好きでした。
おっ、溶接が好きだったというエピソードが飛び出しましたよ。
これはグッとピコってきたのではないでしょうか。
あなたは発明者であり、発明者でもあります。発明はどのようにして生まれたのですか?
私は素材と製品に非常に批判的です。もし私が最適ではないと思う製品を販売する場合、たとえば、より良いソリューションを探す場合があります。
軽いテント、折りたたみ式の炊飯器、スノーシューも一緒に降りることができます(スノートレッカー)など。いじくりはいつも楽しいものでした。
あなたが特に誇りに思っているのはどの発明ですか?
私はすべての発明を楽しんだ。また、電流は常に最も刺激的でした。
スノートレッカー(スノーシューと考えられていましたが、短いツーリングスキーになりました)が最も売れました。まず、スノートレッカーを自分でマウントし、その後数年、彼女は私のライセンスでロシニョールを生産しました。
ふむふむ、やはりアウトドアギアを開発するアイデアマンであることは間違いない様子。
と、このサイトで得られた情報はざっとこのくらい。
どうやら本国ではこちらのサイトで販売されている様子。
他にもブルーノ・ワンゼンリートさんが立ち上げたアウトドアショップがWAMO REISEN&EQUIPMENTという名前であることまで判明しました。
しかしながら、web検索で辿り着けるのはここまでが限界。
今後、さらに調査を続け、改めて続報をお届けしたいと思います。
また、なにかしら情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お手数ですがTwitterやこちらからご連絡いただければ助かります。




