ヒューナスドルフの給油問題
ドイツ生まれのイケメンポリタンクとして不動の地位を確立した感のあるヒューナスドルフ。
かく言うわたしもそのうっとりするような造形に魅了され購入したのが約2年前。
ところがその2年間、どうしても解決できない問題からずっと目を逸らし続けてきたのです。
それが「給油問題」
具体的には給油の際、こうしたポンプを利用するのですが、毎度毎度の抜き差しがとっても面倒。
本当は評判の良いタカギのポリカンポンプを使いたいのに、経口が合わないものだからしぶしぶ我慢してきたのです。
ヒューナスドルフ本体に付属しているノズルも決して褒められたものではなく、根本からお漏らししてしまう困ったちゃん。
一応その解決策としてトイレ用パッキンを流用するという裏技もあるわけですが、そもそも満タン状態だと持ち上げるのも一苦労なわけで、、、
タカギのポリカンポンプとは?
空気圧を利用しており電源不要で給油可能な手動ポンプ。まるでガソリンスタンドのノズルみたいな要領で給油できるのです。しかもタンクに差したまま保管もできるので手間いらず。そうした点が購入者から圧倒的な高評価を得ています。
そうした問題の解決策はとっくに分かっていたのに放置してきたのは予算というまた別の問題があったから。なにしろこのシステムを構築するのにおおよそ9,000円ほどの費用が必要となるのです。
灯油タンクと給油ポンプに約9,000円。
これはちょっとわたしのようなゴリゴリの庶民感覚を持つ者にとっては二の足を踏む額。
だって普通2,000~3,000円もあればタンクとポンプなんて揃いますからね。
なんならポンプくらいなら今どき100均でも見つかるんじゃないでしょうか。
まったくもう!
そんなわけで、こうした逡巡をずっと続けてきたわけですが、もう我慢の限界。
今年こそ快適な給油システムを構築してやろうと清水の舞台から飛び降りる覚悟を決めたのです。
こうした経緯を経て揃えたアイテムがこちら。
まずは福井県のアンティークショップ「LITTLE HAND ANTIQUE」オリジナルのポリタンク。
アンティークショップとは言え、こちらは新品なのでご心配なく。
ショップのステッカーは申し訳ないですけど、簡単に剥がせました。
次いでタカギのポリカンポンプとアラジンストーブのコラボモデル。
一般的な赤色のタイプが2,000円前後で購入できるのに対し、こちらはその約2倍。
まったくやってられませんが、他に選択肢がないものだから仕方がありません。
絶対故障しないでくれよ!
そして肝心なのがこちら。経口の異なるタンクとポンプをマッチさせるアダプターです。
これがないとこのシステムは完成しません。
で、これらを組み立てた雄姿がこちら。
やったぜ!これで快適かつクールな給油システムの出来上がり。
実際に給油してみましたが、ポリカンポンプまじでいいですね!
これは実にエポックメイキングな道具。
手動でシュコシュコやってたり、反応がポンコツな電動ポンプにイライラされている方は今すぐこれにすべきだと断言します。
ともかく、赤や青の目がチカチカする給油環境を変えたいなら、現状はこれしかありません。
あるいはポリタンク製造の大手「瑞穂化成工業」からブラックやグレー、今年の新色モスグリーンなどが出ていますのでこちらと組み合わせてもいいでしょう。
それではみなさま、充実した石油ストーブライフを!



