購入動機
昨年購入したスノーピークのヴォールト。
2018年11月のファミリーキャンプではこのようにサーカスTCをリビング、ヴォールトを寝室として運用したのですが、たとえ3人家族とは言え、サーカスをリビングとするのはちょっと手狭に感じたのでした。
ただし冬季は幕内が暖まりやすいのでそれはそれでいいのかも、なんですが。
で、なんやかんやあってわたしのヴォールトを買い取ってくれる方がいたので手放すことにしたのです。使用したのはたったの2回。インナーテントにいたっては1回ですからね、状態は悪くなかったはずです。
そうなるとファミリー用の幕を別に用意しなければなー、と考えていたところにまさかまさかのヒマラヤセールが例年より前倒しでやってきたのでした。
比較した候補たち
なるべく設営撤収の手間を省きたいわたしの性分にあっているのは、やはりフロアレスのワンポールあるいはツーポールシェルター。
そうなると候補はぐっと絞られます。
で、ヒマラヤのオンラインショップを眺めていると気になっていたnemoヘキサライトシリーズは軒並み在庫なし。ヘリノックスのシェルターも気になりますが、生地の素材から結露が懸念されます。
過去の経験から大型シェルターの結露には警戒感が強く働くのでした。
そんな不安材料をかき消してくれそうな存在はわたしの知るかぎりogawaツインピルツフォークTCくらい。結露の少ないTC素材、冬季も安心なスカート付き、別売りの二又ポールにインナーテント。長年継続販売されているという実績。
ほとんど文句なしの条件が揃っています。
運命的邂逅
ところが、まあ一応駄目もとって感じでヒマラヤセール初日に本館へ突入したところ、まさかまさかヘキサライトシリーズがいくつも転がっているではありませんか。
見たところひとつだけだったエレメントを確保し、自問自答を繰り返します。

いいのか?これで本当にいいのか?
冷静と情熱のあいだを行き来しながら、店内をウロウロ。
特に興味もないスポーツウェアコーナーをぷらぷらしちゃったりして。
このまま懊悩していても仕方がない、ええいままよとばかりにエレメント捕縛。
ヒマラヤ本館から無事帰還。
ニーモのヘキサライト、オンラインショップでは在庫なしですが、しっかりありました。なのでオンラインショップの情報は真に受けてはいけません。エレメントの棚が空なのは私が確保したから。画像2枚目の下段はマルチカモです。 pic.twitter.com/wIBkLZMjm3— SIDE B CAMP (@SIDEBCAMP) April 19, 2019
セット内容
シェルター本体のほか、アジャスターポールが2本とペグ8本が付属。
ガイロープはあらかじめシェルター本体に結ばれています。
収納袋も比較的大きめのゆったりしたつくりなので、わたしのようにいい加減な人間でも使用後はなんとか袋におさめることが出来ました。
初設営に挑戦
ろくに説明書も読まずに予行演習なしのぶっつけ本番。
まずは四隅と出入口となる頂点二ヶ所、計六ヶ所をペグ打ちしてポールを差し込み立ち上げ。
よれよれですがなんとか立ち上がります。
あとはちょっとずつ微調整。
ポールをかませてサイドを引っ張り上げ内部空間を広げます。
内側から見た裾の隙間はこんな感じ。
ハトメに直接ペグ打ちすれば少しは隙間が減らせますかね。
二泊三日を過ごしてみて
今回の使用目的は家族3人のリビング空間とすることでした。
ちなみに寝室はサーカスTC。
そうした意味では予想通り非常に快適に過ごせたと思います。
シェルターとしてはやや小振りなので、サイト中央に木がそびえ立つというレイアウトのむずかしい環境でもなんとか設営は可能でした。高さも2m以上あるので出入りの際、腰を曲げたりする必要がなく、これが腰痛持ちにはありがたい。
またフルクローズすることによって朝晩はストーブで暖をとることが出来ますし、サイト横は人の往来が頻繁にあったのですが視線を遮ることも出来ました。
さらに言うと温泉や買い出しに出た際もフルクローズしておけば目隠しになるのでオープンタープのような無防備さとは無縁で、防犯及び精神衛生上もよろしいかと思います。
なんなら今回は「キャンプほけん」というものに加入していたので、その安心感もありました。
まだもう少し使い込んでみないと良し悪しが鮮明になってこない部分もあるのですが、いまのところ十分満足できるクオリティであることは間違いありません。
当初懸念していた差し色のオレンジも実際はそれほど気になるほどではありませんでした。
次は幕と地面の隙間を減らしてより密閉された空間づくりに挑戦したいと思います。
現場からは以上です。
実際のキャンプレポートはこちら
ニーモ ヘキサライトシリーズ