【レビュー】Snugpak(スナグパック)2019新作シュラフ「ソフティーエリート5」の特徴とメリット・デメリット

キャンプ道具
スポンサーリンク

冬用シュラフの追加購入を検討

現在わたしが所有しているシュラフ、それを保温性の高い順に並べてみると

ISKA(イスカ)アルファライトEX1300

NANGA(ナンガ)450

そして初期に購入した数千円の格安化繊シュラフが2つ

 

わたしの場合、0℃前後までならナンガ450を工夫して使えば眠ることができます。工夫というのはダウンシューズを履いたり、カイロを使ったり、エマージェンシーシートを巻き付けたりといったこと。

それ以上寒くなるとさすがに眠れなくなるのでいよいよイスカのお出まし。

それでも眠れない場合なんかはISKAインNANGAしてやると、かなり暖かくなります。

低スペックでも大丈夫。化繊とダウンの二枚重ねで保温性が格段にあがる!
かなり冷えると予想して 私が所有しているダウンシュラフはナンガ製のオーロラ450という秋口まで通用するスペックのもの。さらに厳冬期にも活躍するイスカ製の化繊シュラフでアルファライト1300EXがあります。 気温が0℃前後だと...

 

ここにもう一段階、イメージとしてはイスカとナンガの間におさまるようなスペックを追加したいのです。となるとナンガ650、700、900あたりが有力候補。

 

さて、そうしてリサーチしていると気になるアイテムを発見。

それがこちら。

スナグパックのソフティーエリートという2019年の新シリーズ。

スペック及び生地は従来のままコストダウンを図ったとのことで、確かに非常にリーズナブル。最高スペックの「ソフティーエリート5」でも2万円代前半なのです。

 

当初NANGA×山渓コラボのいずれかを検討していたのですが、ここにきて気持ちがグラグラ。

NANGA(ナンガ) [山渓×NANGA] オーロラ900DXオールブラックALL BLACK・新価格 AUR900ブラック 一人用(1人用) ウインタータイプ(冬用) 【山渓×NANGA】 オーロラ900DXオールブラックALL BLACK シュラフ 寝袋 アウトドア用寝具 マミー型 マミーウインター

Snugpak(スナグパック)とは

スナグパックはミリタリー色の強いイギリスのアウトドアブランド。

世界各国の軍隊に正式採用されていることでも知られています。

なかでも寝袋(シュラフ)に定評があり、国内のアウトドアショップでも幅広く取り扱われているため、店頭で目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

SOFTIE ELITE Series(ソフティーエリート シリーズ)の特徴

従来のスペックそのままに製造工程を見直すことでコストダウンを図った2019年の新シリーズ。

それがSOFTIE ELITE Series(ソフティーエリート シリーズ)

現在、スペックが異なる4種類がラインナップされています。

品名快適温度
ソフティーエリート22℃
ソフティーエリート3-5℃
ソフティーエリート4-10℃
ソフティーエリート5-15℃

繰り返しますが、最高スペックのソフティーエリート5でも定価2万円代前半に設定されているという圧倒的なコスパの良さが大きな特徴。

基本的には化繊シュラフなので携帯性には優れません。ただしその分タフに造られておりハードな環境での酷使に耐えうるリップストップPARATEX Microという素材を採用して強度を高めています。

なんと靴を履いたまま直接入ることも可能なのだとか。でもそれ、どんな状況?ガチの戦争?

ですので汚れや匂いが気になったらがしがし洗濯しても問題なし。

 

ここでちょっと大きさを比較してみましょう。

左から

  1. ナンガ450
  2. スナグパック ソフティーエリート5
  3. イスカ アルファライト1300EX

一応、限界温度も大きさに比例しています。

念のため言っておくと、ナンガのみダウンシュラフ。

 

一般的なシュラフと異なりソフティーエリートにはちょっと特殊なギミックも。

それがこのエクスパンダ・パネルシステム

わたしなりに翻訳すると保温優先ぴったりモード寝心地優先ゆったりモードの2種類に切り替えられる、というわけです。

 

この状態が保温優先ぴったりモード

 

こちらが寝心地優先ゆったりモード

 

わたし、時々シュラフに入っていると閉所恐怖症みたいな感覚に陥る時があるので、この機能ありがたいんですよね。切り替えはファスナーの位置で調節が可能

人差し指が保温優先ぴったりモードのファスナー

親指が寝心地優先ゆったりモードのファスナー

 

また足元はフックで折りたたむことができます。ですので小柄な方でも余剰空間を減らし、より保温効果を高めることができる、というわけ。見た目の無骨さに反してなかなか芸が細かい。

 

これが通常時

左右をフックで固定すると、、、

足元の余剰スペースがなくなり、保温性アップ

メリット

化繊シュラフな上に強度を高めた素材なので非常にタフ
製造工程を見直したことでリーズナブル
エクスパンダ・パネルシステムにより保温優先モードと寝心地優先モードに切り替え可能
足元の折り返しフックで小柄な方でも長さ調整可能

デメリット

化繊シュラフなので重くかさばる

まとめ

残る問題は一体どの温度帯を選べばいいのか、というところですよね。

体感温度は個人差が激しいので一概にこれ、と言い切れないのが難しいところ。

それでも厳冬期で積載に支障がないなら今回わたしが選んだソフティーエリート5一択だと思います。お値段も冬シュラフとして考えたら破格。

冬以外は正直どうとでもなるので(服装やカイロなどで調整する前提)バイク、自転車、徒歩などそれぞれのスタイル、積載環境に応じて選ぶといいんじゃないでしょうか。

実際の使用感や体感温度なんかはこれからの冬キャンプで検証し、続報したいと思います。

なにより軍幕との相性が抜群なので、雰囲気ものとしてもかなり優秀ではないでしょうか。

スペック違いの同シリーズ

 

その他のおすすめ記事はこちら
ナンガ25周年限定シュラフの販売先が3/15 12時に発表
重要 追記 2019年3月31日(日)現在 ナチュラムに両色とも在庫あり ナンガ(NANGA) 25TH ANNIVERSARY MODEL その他在庫あり店舗 情報まとめ NAN...
【シュラフ収納ストレスを解消!】カリマーの防水バッグでダウンシュラフが簡単に片付く
収納するのがとにかく苦手 私は使用後のテントを収納バッグへ綺麗に仕舞うのが非常に苦手で、バッグのファスナーがきっちり閉まる確率はいつだって30%以下という体たらく。それはシュラフ(寝袋)においても例外ではなく、購入時に付属するバッグに収め...
【初心者用】寝袋(シュラフ)常備のススメ【簡単解説】
先日、防災グッズとしての「スリーピングマット」を考察しましたが、今回は寝袋(シュラフ)について考えていきたいと思います。 何故、寝袋が重要なのか 例えば2018年9月、北海道で発生した地震が仮に冬季であったなら、その被害はより甚大な...
低スペックでも大丈夫。化繊とダウンの二枚重ねで保温性が格段にあがる!
かなり冷えると予想して 私が所有しているダウンシュラフはナンガ製のオーロラ450という秋口まで通用するスペックのもの。さらに厳冬期にも活躍するイスカ製の化繊シュラフでアルファライト1300EXがあります。 気温が0℃前後だと...
【冷え性の女性にも!】冬はモンベルのダウンシューズで防寒対策【アウトドア以外でも】
足先の冷えが睡眠の質を左右する 冬季に寝袋の中で寝ている時、多くの方が最も寒さを感じるのが足先です。その改善策として、私がカイロや湯たんぽなどと併用しているのがモンベルのダウンシューズ。これがあるとないとでは劇的に睡眠の質が変わってきます...
【初心者向け】貧弱な寝袋の性能を格安でアップグレードする5つの方法
はじめに 寝袋が対応可能な温度帯はそのまま価格に比例するものと考えていいでしょう。したがってご家族分の寝袋を一度にアップグレードしようと思うと、二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか。そこで秋冬仕様でない寝袋を少しの工夫で体...
プロフィール
SIDE B CAMP
Dr.nero

現役会社員の傍ら、登山とキャンプとサウナを満喫するアウトドアニュース配信者。too machな情報をサクッと軽めの記事に調理してお届けします。

フォローする
スポンサーリンク
キャンプ道具買ったもの
スポンサーリンク
フォローする
SIDE B CAMP.NET