被災時に用意したいアイテムとして、これまでオススメのスリーピングマット、寝袋を紹介してきました。今回扱うのはテントです。

なぜテントが必要なのか
屋外で一夜を過ごすのに必要なアイテムとして、寝袋、マット、テントは三種の神器と言っても過言ではありません。しかしながら近隣の避難所に身を寄せた場合、雨風を凌げる頑丈な屋根と壁が自ずと確保出来るため、上記3アイテムの中で優先順位としてテントは一段下がります。
避難所におけるプライバシーとは
避難生活において男性はともかく、女性の場合、人目につかず着替えられる空間を確保するのは容易ではありません。入浴もままならない環境の中、水で濡らしたタオルで体を拭きたいと思ってもプライバシーの確保が出来なければそれも躊躇してしまうことでしょう。
決して快適とは言えない避難生活の中でリラックスしたい瞬間でも、人目を気にして寛げない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時、テントがあれば。
テントの種類
テントは利用シーンによって大きく2種類に分類出来ます。
ひとつは登山など過酷な環境で使われる山岳テント。
もうひとつはオートキャンプ場など比較的イージーな環境を想定したレジャー用テントです。
避難所(屋内)での利用に適したテント
サンシェード
いきなりテントではないのですが、屋内利用に限定し、他者の視線を遮るという目的であれば十分な機能を果たしてくれます。もちろん中で就寝することだって可能。ただしあくまでもテントとは違い防水機能がありませんので、屋外での使用の際はご注意ください。
格安テント
これらはホームセンターなどでよく目にするタイプのもの。寝る、着替える、寛ぐ、そうした目的でれば必要十分な性能を備えています。
ワンタッチテント
こちらは設営撤収の手間を省きたい方におすすめ。傘を開閉するような感覚で扱えるため、比較的とっつきやすいかもしれません。
より快適に過ごすためのワンポイント
ペットとの避難生活に適したテント
被災するのは人間だけではありませんよね。大事な家族だけど避難所で大勢と一緒に生活を共にするのは憚られる。動物が苦手だったり、アレルギーのある方もみえますからね。そこで屋外、常設、ペット連れ、この3点をキーワードにオススメのテントをご紹介したいと思います。
わたしがオススメしたいのは広めの前室(土間空間)があるもの。
これを公園の芝生や運動場などに張ってやれば避難生活のストレスやエコノミー症候群なのどのリスクが軽減されるのではないでしょうか。
備えあれば憂いなし。
明日は我が身です!
2020年追記 ウィズコロナ時代の防災対策について
こちも是非ご一読ください。



