台風14号(チャンホン)が異例のU字軌道を描いて八丈島に迫ろうとしていた2020年10月11日。
丑三つ時にひっそりと自宅を抜け出したわたしは、街かど屋の豚汁定食でエネルギーチャージの真っ最中なのでした。24時間営業の是非が問われる昨今、こうして真夜中でも温かい定食がいただけるというのは、なんともありがたいこと。
腹ごしらえをしたら国道21号線を一路滋賀方面へ。
昼間は交通量の多いこのバイパスもいまは大型トラックばかりが目立ちます。
おっとジェットスキーをけん引するランクルが現れたぞ。
どんなジャンルでも外遊び好きは活動開始時間がお早いみたいで。
登山口前の駐車場に着くと、意外にも空きスペースは1台だけ。
みなさん山頂の小屋にでも泊まってみえるのかしら。
登山では早出早着という行動計画が是とさているようですが、さすがにこの時間は早すぎるでしょうか。ともかく今回は自身二度目の伊吹山に挑戦します。
ヘッドライトの灯りだけを頼りに、暗闇の登山道をゆっくりと登りはじめます。一度登っている山なのでさほど不安はありませんでしたが、初見では躊躇してしまいますね。
1合目でもまだ真っ暗。
ふと立ち止まると眼下に広がる米原市の街並み。
ここでた立ち止まっていると、4名ほどの後続者に抜かされました。
意外にナイトハイカーっているものですね。
ようやく夜が明けてきたのは3合目の手前あたり。
山頂まではここが最後のトイレとなりますが、今回はスルー。
順調に5合目までたどり着くと、ちょっとひと休み。
自販機で200円のコーヒーを買ったらたまご蒸しパンと一緒に。できれば温かいコーヒーをいただきたかったけど、贅沢は言いません。もしタイムマシーンがあったら、ザックの中でコーヒーがこぼれてフリースのジャケットがびちゃびちゃになるよって、この時の自分に教えてやりたい。
まるで悲鳴のような鹿の鳴き声はもしかしたら何らかのサインだったのかも。
今からここを登るのかぁって、みんな同じようなこと考えながら見上げるんだろうな。追い越していく登山者があっという間に山の壁に吸い込まれ小さくなっていくみたい。
体力的にはまだまだ大丈夫、なはず。
ここから少し風が出てきたので上着を羽織り、グローブも装着。
日中は30℃近くまで上昇した季節外れの夏日となったこの日。
この時間の気温はだいたい17℃くらい?
6合目手前の避難小屋が近づいてくると、さらに風が強くなってきました。
後ろから猛烈な勢いでやって来たのはいかにもトレランな装備に身を包んだマダム。失礼ながら御年50オーバーかと思われるのですが、まるで猫のようなしなやかさで岩だらけの山道をすいすいと登っていかれます。なんと言うか、わたしとは積んでるエンジンの種類がまるっきり違うとしか思えません。
えっちらおっちら、ようやく8合目のピクニックテーブルまでたどり着くことができました。
景色が良いのでここでも休憩しちゃおっと。
アップルパイと水というなんとも味気ない組み合わせですが、それは先述したようにコーヒーをザックの中にぶちまけたから。おかげ様で下山までずっとふわふわ香ばしい猿田彦珈琲のかおりに包まれて過ごすことができました。
誠にありがとうございます。
ところでこのヤマザキのアップルパイ。高校生の頃、購買でまるごとソーセージと一緒によく買って食べてたなぁ。これと紙パックのオレンジジュースを買ってたはずなんだけど、その銘柄がどうしても思い出せない。
なんだっけなぁ。
それにしても山頂に近づくにつれて周囲がガスってきましたよ。
前回ほどの爆風でないことだけが唯一の救い。
そう言えば前回、ここで分岐を間違えてたんですよね。
結果遠回りしただけだったので良かったものの。
ホントに真っ白でこの立て札にさえ気づいていなかったのです。
今日は間違えずに、ここを真っ直ぐ進み。
獣除けの防護柵をこえて。
不可避な泥だらけの水たまりを踏みしめ。
たどり着いたらいつも雨降り、ならぬ霧の中。
まあこれはこれで幻想的ってことにしておきましょう。
前回から気になっていたこの緊急避難所。
勇気をだしてガラリと開けてみると大変小さなスペースが現れました。
どうやら社の一部を開放されているようです。
先客がみえたので写真はありませんが、体操座りなら最大10名ほど、大人が横になるなら2名、あるいは譲り合って3名ほどの広さといったところでしょうか。かなり狭いので、ここで寝泊まりするのをあてにして登ってくるのはかなりのギャンブルだと言っていいでしょう。
こんなイノシシの像もあったなんて、前は気がつかなかったなぁ。
さあて、じっとしていても寒いだけなのでとっとと下山しちゃいます。
一気に8合目まで下ったらこの晴れ間。
日曜日なだけあり、続々とやって来る登山者の姿が。
前回は這う這うの体で下山した記憶がありますが、今回はそこそこ余裕がありましたね。
山登りの耐性みたいなものが身に付きはじめたのかしら。
なんて調子に乗って駆け足してたらツルっと岩場で滑ってひやりとしたり。
そうしてみるとトレラン勢ってどんなバランス感覚してるんだろう、ホント不思議。
ふう、1合目の立て札を過ぎてからが長く感じる伊吹山の登山道もこれでおしまい。
人工物が見えてくるとなんだかすごく安心しますね。
いやぁそれにしても10月とは思えない暖かな良い陽気でした。
またお邪魔させていただきます。
ちょっとCMです。
アウトドアの新しい遊びテントサウナお貸しします。
その醍醐味はなんと言っても大自然という名の水風呂。
川や湖、あるいは積雪があればそこに飛び込んだっていいでしょう。
その日、その場所でしか体験できない感動はやみつき間違いなしです!
熱源は薪ストーブなのでもちろん電源不要。
薪さえあればどこでもサウナが楽しめます。
簡易テントだからと侮るなかれ、ひとたびロウリュすればその体感温度はいつものサウナ以上。
購入に踏み切るにはちょっとハードルの高いテントサウナですが、レンタルならとっても手軽におおよそ10分の1以下の価格で楽しめます。
是非、一度お試しください!
レンタルセット内容
- テントサウナ(モビバ製のロウリュできるタイプです)
- 専用薪ストーブ
- サウナストーン
- ロウリュ用のひしゃくとバケツ
- 簡易ベンチ(二人掛け)
- ペグ、ハンマー
- 着火剤、ライター
ご自身でご用意いただく必要のあるもの
- 薪
ご用意いただくと快適に過ごせるもの
- ととのいチェア
注意事項
- レンタル品は直接の受け渡しとさせていただきます。
- 受け渡し・返却場所は愛知県一宮市内(詳細はご予約時にお伝えします)
- 料金は二泊三日で15,000円(それ以外は応相談)
- お支払いは現金払いのみとさせていただきます。ご了承ください。
予約方法
ご予約はこちら、もしくはTwitter、InstagramのDMから
件名を「テントサウナのレンタル」としていただき、
ご利用したい日程をご連絡ください。
追ってこちらから返信させていただきます。
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