白崎海洋公園 完全復旧を断念
毎日新聞
紀伊水道を望む和歌山県由良町大引の観光レジャー施設「白崎海洋公園」が9月初旬の台風21号で大きな被害を受け、指定管理者が町に撤退の意向を伝えていたことが13日分かった。施設は全面閉鎖が続いており、再開の見通しは立っていない。町は指定管理者と撤退に向けた協議に入るとともに、完全復旧を断念し、今後の利用について検討を始める。
台風21号:「白崎海洋公園」の完全復旧を断念 https://t.co/3nzSSZMnAq
— 毎日新聞 (@mainichi) 2018年10月14日
和歌山)由良町の白崎海洋公園 ダイビング施設 台風21号被害甚大 復旧断念:朝日新聞デジタル https://t.co/MXlR8ZNIOq
— 朝日新聞和歌山総局 (@asahi_wakayama) 2018年10月19日
およそ日本とは思えない絶景を満喫することの出来る人気キャンプ場として知られる白崎海洋公園。私もいずれ家族を連れて行ってみたいと思っていた施設の一つだったのですが、2018年9月に発生した台風21号の被害により完全閉鎖が決定されたようです。この件に関しては、ただただ残念というほかありません。
今となっては貴重な資料の数々
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【今日のイイマチ!】
★★和歌山県由良町★★
「白崎海洋公園キャンプ場」は、日本のエーゲ海とも呼ばれる絶景スポット。白亜の岸壁と青い海の絶景!
《写真》
白崎海洋公園公式Facebookより#旅 #観光 #絶景 #キャンプ場#オーシャンビュー #白崎海洋公園#和歌山県 #由良町#Japan #Travel pic.twitter.com/WEIZuu4ghm— マチウケ! (@machiuke1741) 2018年8月8日

対岸の火事ではない
こうしてみると、普段我々が利用しているキャンプ場もいつ閉鎖の憂き目に遭うのか分かりません。頻度、規模ともにレコード更新を続ける近年の天候被害が、そんな懸念を抱かせます。自分が行きつけにしているキャンプ場がある日突然、閉鎖されたら…。
私もよく利用させていただく岐阜県の無料キャンプ場、粕川オートキャンプ場が台風被害により2017年末から閉鎖されてしまい、再開予定を過ぎてもちっとも復旧しなかったものですから、すわ完全閉鎖か、とザワッとしたものです。
粕川オートキャンプ場【岐阜県】
閉鎖中の粕川ですが、役所のHPを見たら
2018年の3月末に再開予定となっていました。
ですから花見シーズン迄は手をつけない様子ですね…(苦笑)https://t.co/ooqvXqhG18 #hatinosu #Camping— HATINOSU (@hatinosu_net) 2017年11月19日
アウトドア人口のメイン利用者層はビギナー
そもそも論として、人の手によって監理の行き届いたキャンプ場がなければ、安心安全が担保されたキャンプは出来ません。
出典 日本オートキャンプ白書2016
どこまでをビギナーと定義するのかは議論の余地がありますが、上記の資料を参考にすればキャンプ歴3年未満に限って言えば全体の約43%を閉めているわけです。白崎海洋公園のような、いわゆるビギナーからも支持を集める高規格キャンプ場の閉鎖はユーザーを含めた業界全体としても切実な問題として認識しなければなりません。
すなわちキャンプ場が減るということは、こうした影響が考えられます。
- 他のキャンプ場に人が流れる
- 予約がさらに取りづらくなる
- 場内人口密度と比例する隣人トラブルやストレスの増加
- それによるキャンプ体験への幻滅
- キャンプ人気の低迷、そして市場規模の縮小へ
そんな訳で
「SIDE B CAMP」では一つでも多くのキャンプ可能な場所を確保するべく、地道な活動を続けています。使い道のない山林や原野、雑種地などを所有されている方は是非、ご登録ください。