はじめに
もともと冬季キャンプで使うことを前提に購入したアウトドア用石油ストーブのアルパカ。使い勝手がよく、パワーもあるので今では自宅のリビングで冬の主役に昇格しました。こちら東海地方でも11月に入り一気に寒さを増しましたが、停電時や被災時にも使える暖房器具というのは心強い味方です。
アルパカストーブとは?
韓国企業である泰ソ·エレクトリックの製品で安価な屋外用石油ストーブ。商品のビジュアルは日本製のフジカハイペットに酷似しているのですが、 比較的安価であることや入手ハードルの低さ、そして圧倒的な火力という観点から人気を二分しています。
心情的には日本企業を応援したいところですが、そもそも屋外用を謳う石油ストーブの選択肢が少なく、フジカハイペットは販売時期が非常に限られており電話受付による通販直売で支払い方法は現金での代引きのみ、そうした利便性を考えるとこれは致し方ないことかもしれません。
いまだにメーカー直の電話でしか買えないフジカハイペット。去年注文したものがやっと届いた。
早く冬キャンプで使いたいけど、デビューは来シーズンかな。 pic.twitter.com/oLsEOgrrSa— 赤ワイン@大漁旗クリエイター (@akawine) 2018年2月13日
TS-77Aの特徴
私が購入したのは2017当時の新商品であった耐震機能が付いたTS-77Aというもの。
このような装置があり、ちょうど独楽が自立しているような状態になっています。ストーブ本体に振動を与えるとガシャン!という大きな音を立てて自動で消化してくれます。従って屋内で使用しても安心、というわけですね。
フジカハイペットとの比較、そして購入の決め手
- モ デ ル 名 :TS-77A
- タンク容量 :6.0リットル
- 発熱量 :3 . 8 4 kw
- 燃料消耗量 :0.3 8リットル/h
- 暖 房 面 積 :16~18m2
- 燃料持続時間 :約 1 5 時 間
- 消 化 方 式 :自動消化
- 点 火 方 式 :手動点火
- 使 用 燃 料 :室内灯油
- サイズ :323x323x450mm
- (純正ケースの高さは480mmです)
- 重 量 :6.4kg
- 芯 :半永久ガラス芯
- タンクの特徴 :2重タンク
- タンクの色 :黒
基本的に石油ストーブをキャンプで使用する際は車移動ですので、あまりコンパクトさや重量は気になりません。私が最も重視したのは暖かさ、すなわち発熱量です。
そうした観点から両者を比較してみると、
- アルパカ(TS-77A) 発熱量:3.84 kw
- フジカハイペット(KSP-299-21C-J2型) 発熱量:2.5 kw
こんなにも差があったのです。そうなると答えは自明ですね。
自宅リビングでの使用感、-2,3℃の環境
リビングの中央に鎮座ましますアルパカ。
さすがにキッチンを含めた部屋の隅々までというわけにはいきませんが、ストーブを中心にじんわり暖めてくれるので、これ一台で十分事足りています。
アルパカ導入以前、我が家の暖房環境はエアコンと床暖房、ガスストーブ、電気ストーブを状況に応じて使い分けていました。例えば朝起きてすぐ、キンキンに冷え切った部屋を暖めるのにガスストーブと電気ストーブストーブを併用する、来客時は電気ストーブと床暖房、といった具合です。エアコンは夏季以外ほとんど使いません。ところがアルパカ導入以降、ガスストーブ、電気ストーブの出番はなくなりました。私がキャンプでアルパカを持ち出した時のみ、家族が床暖房を利用する、という程度です。
おまけに稼働中のアルパカでは常にコールマンのファイヤーウォールプレイスケトルで湯を沸かしているので、加湿器の出番もなくなり、一石二鳥。
当然ながら非電化、コードレスなので部屋の印象もスッキリしますし、繰り返しますが停電時や被災時にも稼働させられる、という安心感があります。アウトドア用にこだわる必要はないと思いますが、非電化で暖を取れる手段をいくつか用意しておくのは防災の観点からも重要だと考えます。
見た目にもこだわりたいなら、
デメリットは?
灯油の買い出しや給油の手間とそれに伴う灯油タンクの置き場所確保、さらには垢抜けないタンクやポンプの存在感といったところでしょうか。
それらに関してはまた別の機会にご紹介してみたいと思います。
購入先
未来マートというwebショップで購入させて頂きました。
一般的なネットショップ同様、簡単な手続きで購入出来ます。
キャンプでの使用風景
念の為、テント内で使う場合はこのような一酸化炭素中毒警報器を稼働させています。
いまのところお世話になった経験はありませんが。
今年の冬もガンガン活躍していただきましょう。

たのんだよ!