今年こそキャンプデビューを考えているファミリーへ
いきなりタイトルと矛盾するようですが、まずはテント泊したい、と構想中の方は少し考えてください。最初に購入したテントをずっと使い続けている方って多分少数派だと思うんです。何度かキャンプをしていると、他の人が使っているテントが気になったり、今使っているテントの不満点が見えてきたり。
そうすると大抵「違うテント買っちゃおうかな」という終わりなき旅に出る羽目になるのです。
ですからまずはこうしたレンタル業者やキャンプ場独自のレンタルサービスなんかを使って自分たちのキャンプスタイルにマッチしたテントを探ってみるのも第一歩としてはおすすめです。
キャンプ用品レンタルならそらのした
そうは言っても所有する喜びもある
はい、分かります。それに寝泊まりする道具なのでデリケートな方はテントに染み付いた汚れや匂いが気になる方もいらっしゃるでしょう。ですが、ほとんどのキャンプ道具は焚き火の煙で燻されることになるので、こればっかりはどうしたって避けられません。
そもそもなんですが、テントの役割ってなんでしょうか、、、。それは家で例えると寝室です。日中、活動している時間帯はほぼ利用しないのが実はテントだったりするのです。ですから、そんなに高価なテントでなくとも、雨風さえ凌げたら問題ありませんので気軽に考えてください。
では、これからキャンプデビューされるファミリーにおすすめしたいドーム型テントをご紹介していきます。
ドーム型テント
ドーム型テントとはテント単体で自立するタイプのテントで、設営後の場所移動や微調整が比較的容易に出来るというメリットがあります。中に寝転んでみたら地面が思ったより傾斜していて寝にくいなんてこともよくあります。そんな時、ドーム型テントなら持ち上げてひょいと移動できるわけですね。
コールマン タフワイドドーム
定番中の定番、キャンプといったらコールマンというイメージの方も多いのではないでしょうか。ホームセンターやスポーツ用品店でもよく見かけますよね。ちなみにこれとよく似たクロスドームという商品もあるのですが、スペックや細部を省略した下位互換だとお考えください。
この値段で手に入るテントとしては十分な機能を備えていますので、ご家族の安眠はほぼ約束されたようなものです。
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スノーピーク アメニティドームM
大きさに応じてS、M、Lと3種類あるんですが、4人家族ならMでちょうど良いかと思います。テントを選ぶ際の基準として対応人数から一人分引いた数だと快適に過ごすことが出来ます。
スノーピークというメーカーは基本的にちょっとお高い商品が多いのですが、このアメニティドームはエントリーモデルとして位置付けられているので、比較的リーズナブルな価格設定となっています。
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同じくエントリーモデルとして2018年にはヴォールトというテントも発売されました。
こちらのテントに関しては私も所有しているので、よかったら別の記事も参考にしてみてください。
キャンパーズコレクション プロモキャノピーテント5
もっと安いテントでいい、という方はこちらでいかがでしょうか。
キャンパーズコレクションとはジェネリック家電でお馴染みの山善が手掛けるアウトドアブランドです。なので目新しい機能や垢抜け感はないけど、必要最低限の機能を備えている、そんなテントになっています。あまりこだわりがないなら、こうした安価な道具でもいいでしょう。
2ルーム型テント
近年人気となっているのが2ルームと呼ばれるテントです。名前通り2部屋備えた構造になっていて、それぞれ寝室とリビングに分けられます。
このタイプは何がメリットかというと、多くのオートキャンプ場(サイトに車が横付け可能なキャンプ場)はこのような感じになっているんですが、
テントとタープ(屋外リビングの屋根)を別々に設営することがビギナーにはちょっと難しかったりします。すると2ルームタイプならそんなことに頭を悩ませなくてもいいので、あら簡単というわけですね。
ただその分、慣れるまで設営も雨天撤収後の乾燥メンテナンスも大変だったりします。道具はどれも一長一短あるのでこれは仕方ありません。
それではビギナーにもおすすめの2ルームテントをご紹介していきます。
DOD カマボコテント2
2017年にスマッシュヒットとなったDODのカマボコテント。今では数種類のカラー展開がされていますので、お好みのカラーをチョイスしてください。
私ならこのタンカラーかな、、、
まさにチャンリンシャンならぬオールインワンなので余計なことは一切考えず、サイトにドンと設営してしまえば完了です。
テントとタープを別々で揃えることを考えたら、6万円以下でこのサイズの空間が作れるってなかなかスゴイことですよ。
このカマボコ構造の特徴はテント単体では自立出来ないということ。じゃあどうするのか、というと周囲をこのように杭で打ち、テンションをかけます。(この行為をペグダウンと言います)
するとテントの生地が突っ張られて広い空間を作ってくれる、というわけですね。きちんとペグダウンされていれば、少々の風ではびくともしません。
スノーピーク エントリー2ルーム エルフィールド
もうネーミングが全部説明してくれていますね。初心者向けの2ルームテントです。
DODのカマボコもそうなんですが、ドーム型テントと違ってこのタイプはインナーテントを取り外してこのようにシェルター(雨風をしのぐ閉鎖空間)として利用出来るので、これ単体で大型リビングとして活用できるのです。
それにテントの裾にスカートと言って冷気や砂埃をシャットアウトしてくれる機能もついているので、いつか挑戦したい冬季キャンプだって可能です。
エントリーモデルと言いながらも、長く使えるパートナーになってくれると思います。
コールマン トンネル2ルームハウスLDX
こちらは同様な構造を持つコールマンのテント。特徴はもう理解出来ましたよね。
こちらはAmazonとコラボしたオリジナルカラー。
さすがコールマン、カラーバリエーションも豊富です。
コールマン タフスクリーン2ルームハウス
こちらはカマボコ型でなく、ドーム型の発展形と言いましょうか。テントが自立しているので2~3人でよいしょ、と持ち上げれば簡単に移動させることが出来ます。その他の特徴としてはリビング部分がメッシュに出来るので、夏場の虫をシャットアウトしてくれます。
最後に大事なこと
以上7種類のテントをご紹介させてもらいました。
テントは各メーカーから無数に販売されているので、何を最初に選んだらいいか迷うはずです。私もそうでした。でも迷っている時間が一番楽しかったりするのですが、そうなったらもうあなたは立派なキャンパーの仲間入りです。
さて、テントが決まったら注意してほしい点があります。テントに付属してくるペグ(杭のこと)とハンマー(ない場合もあります)はあまり使い勝手のいいものではありませんので、(中にはいいものもあるでしょうが)ペグはちょっとだけいいものに交換したほうが設営をぐっと楽にしてくれます。
ペチペチと頼りないプラスチック製のハンマーでビギナーとおぼしきファミリーが苦戦している光景はトップシーズンの風物詩と言っても過言ではありません。
おすすめのペグはこちら
少し高いと感じるかもしれませんが、多分これ一生使えます。
ハンマーに関しては百均でも最近はそれなりのものがあるでしょうが、私はカンコンと音をさせるのが嫌なのでこうしたゴムハンマーを使っています。
キャンプビギナーを待ち構える最初の難関はテント設営と言っても過言ではありません。せっかく楽しみに来たキャンプで夫婦間に不穏な空気が漂っている現場を数多く見てきましたし、私も経験があります。
悪いことは言わないので、ペグだけはしっかりしたものを用意していってください。あと設営を手伝っていない人は横からやいのやいの口を挟まないように気を使いましょう。
設営している当人は必死に頑張っています。
設営している当人は必死に頑張っています。
大事なことなので二回言いました。
テントは大事に使おう
どれもいいテントなのできっと気に入っていただけると思うのですが、おそらく2、3度キャンプをしてみると違うテントへの浮気心が沸々と沸き上がってくると思うのです。もちろん手元に置いておき気分に応じて使い分けてもいいのですが、自宅で保管するにも限界があります。
そんな時、アウトドア用品専門の買取サービスがあることは覚えておいてもいいと思うのです。近所の買取ショップでもいいのですが、私の経験上ほぼ二束三文にしかなりません。
ここで紹介する買取サービスはアウトドア用品に特化しているので、正当な価格で買い取ってくれます。ですので道具は大事に使いましょう。いずれ見知らぬ誰かの大事な道具になるのかもしれませんから。
買うとドア
キャンプ情報サイト「CAMP HACK」でお馴染みの(株)スペースキーさんが運営されているのでキャンプギアへの造詣は信頼に足るでしょう。
以上です、ご清聴ありがとうございました。
皆様に素敵なキャンプ体験が待っていますように!