厳冬期に向けて薪ストーブをインストールできそうなテントを物色していると見つけたのが今回ご紹介する8tailなる謎ブランドの謎テント。構造はUSパップテントというよりも、それをモチーフにしたバンドックの傑作テント「ソロベース」そっくり。
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しかも後発なだけにスカートを付けるという、なかなか気の利いたアレンジがされてもいます。「スカートをはいたジェントルマン」という攻めたキャッチコピーもさることながら、とりわけ注目すべきはその価格。
常に変動しているので詳細はリンク先をご確認いただきたいのですが、わたしが出会ったときはソロベースよりもおおよそ1万円近く安い設定となっていました。
薪ストーブをインストールする場合、どう対策してもテントが火の粉を浴びることは不可避ですから、ある程度は生地に穴が空く覚悟をしておかねばなりません。
これがお気に入りのテントや希少性の高いものだったとしたら、、、
しかしながらコペルニクス的発想の転換で「どれだけ火の粉を浴びてもかまわないテント」ならどうでしょうか。伊佐山部長よろしく「浴びろ!浴びろ!浴びろ!浴びろ!浴びろ!浴びろっ半沢ぁ!!」とひとり顔相撲に興じるもよし。
勘違いしていただきたくないのは「火の粉を浴びても決して穴が開かない」という意味ではない、ということ。
穴が開いても心理的ダメージが少ない
それがこの8tailのMR.PUPなる謎テントの魅力なのです。
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購入者のレビューを拝見するかぎり、細部のクオリティに関しては値段相応といったところですが、それはそれ。割り切った使い方をするわけですからノープロブレム。
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どうやらアウトドアに特化したブランドではないようですね。
姉妹品としてMRS.PUPなるテントもラインナップされている模様。
サイドのジッパーから煙突を出してもいいのでしょうが、せっかくなら保温性もしっかりと確保したいところ。というわけで、別途こうした煙突用のシートを加工して貼り付けつけるのもいいかもしれません。
新品のテントをいきなり加工するのは本来なら抵抗がありますが、これだけ安いテントなら眉ひとつ動かさずカッターの刃を這わせることができるはず。本命にしていたluxeのメガホーンⅢが欠品しており、なかなか再入荷されないのでたどり着いたMR.PUP。こうした珍品はあっという間に入手困難になるので気になる方はお早めに。




