day2
朝一から横殴りの雨風に閉口しつつ、映画「ハクソーリッジ」の舞台となった前田高地見学を終えたのが午前10時。これで本日の目的はほぼ完遂したのですが、まだまだ時間はたっぷり。

さて、どうしたものか。
再建途上の首里城を見学に行くのも悪くありませんが、いかんせんこの台風並みの雨風が厄介。
そうだ、この時間でもやっている食堂を探して沖縄そばでもいただこうじゃありませんか。
そう考えてあてもなくドライブしつつ、たどり着いたのがこちら「やんばる食堂」
店の面構えからしてこれは期待できそう。沖縄大学の眼前にあることからボリュームにはむしろ警戒が必要です。なんせアラフォーともなれば自己認識よりも圧倒的に食べられないのですから。
店内に足を踏み入れると、ランチタイム前ながらそこそこのにぎわい。しかもいかにも地元の常連客といった様相に期待感は確信へと変わります。いいよ、いいよ、この実家感。
こうした雰囲気は意図的に醸し出せるものではありませんからね。よく古き良き昭和感を演出した居酒屋とかあるじゃないですか。錆びたキンチョーの看板とかディスプレイしたりして、ああいうの興醒めするんですよね。フェイク感が余計に際立つと言いますか。
その点、この「やんばる食堂」はナチュラル・ボーン・昭和。厨房で体全体を使って大鍋を振るう小柄なおばさま達の背中が実に頼もしい。豊富なメニューのラインナップも常連さんには嬉しいでしょう。
さあ、やって来ました。お待ちかねのソーキそば。
この肉肉しいスペアリブの威風堂々感たるや。
控え目でスッキリしたスープに紅しょうがのアクセントが心地良い。
平打ちのそばとソーキをバランス良く食べ進めながら、見事に完食。
この一杯で沖縄そば全体をジャッジしていいものか、よそ者にはわかりませんが間違いなく美味いということだけは断言しておきたい。きっとこれが名古屋に輸入され市民権を得たら「台湾風沖縄そばアメリカン」とかわけのわからないガラパゴス進化を遂げることでしょう。
ふう、満腹満腹。
さて、それにしてもこれからまたどうしたものか。
まったく予定を立てていないものだから、良く言えば自由、有り体に言うと暇。
ベルトコンベア式に予定をこなしていくだけの旅にしたくなかったものの、ここまで何もノープランというのはなかなかアドリブ力が試されるものです。
そうだ、沖縄で沖スロでも打ってみるか。
沖スロとはなんぞや、ということに関しては各自ググってください。
10数年ぶりに敷居をまたぐパチンコ店。
今はさすがに分煙化されているようでひと安心。
かつてはわたしも「HANABI」や「サンダーV」といったノーマルAタイプ、あるいは「獣王」「北斗の拳」「吉宗」といった爆裂機に熱中していた時期もありましたが今は昔。
まったく興味を失ってしまい、はや幾とせ。
久々に向き合うスロット台はあの頃と何も変わっていないように思えます。
なんて打ち始めたら一本(1,000円)でバケ。
まあまあまあ、幸先は悪くないでしょう。
とか言ってる間に追い銭4本でギブアップ。
何が面白いんだコレ。
5,000円も費やしてたったの一時間も遊べないとは、低レート台にびっしりと人がたかっている様が何かを雄弁に物語っているのでした。
さて、気を取り直して健康的にサ活でもしましょうか。調べてみると那覇周辺にはあまり有力なサウナ施設がないようで。ようやく見つけたのが市街地にある「りっかりっか湯」
ここで昼寝でもかましつつ半日くらい時間を潰そうかな、なんて考えていたら、有料駐車場は3時間までしか無料とならないようでそれも断念。仕方ありません、サクッとサウナでととのって失礼するとしましょう。
なかなか年季の入った設備ながら、サウナはスチーム、ドライ、塩という3種類もあり楽しめます。平日の昼間ながら、かなりにぎわっていましたよ。常連さんに愛されているようですね。
風呂上りのコーヒー牛乳はいつ飲んでも美味い。
あまり見たことのないレトロな自販機。
瓶の回収はどこだ?と探したら自販機下部の引き出しに入れるというアナログかつ斬新なシステムでした。
さっぱりしたはいいものの、まだまだ一日は長い。
日頃のキャンプでは「何もしない」を信条としていますから、いざ何かしようとしてもなかなかアイデアが沸いてきません。しかしながら旅先での楽しみと言えばやはりグルメが鉄板。ってことで沖縄にしかないバーガーチェーンのA&W(エンダーと発音するらしい)にでも行ってみますか。
空腹感はありませんので、なるべく遠そうな店舗を目指すこととします。
それにしても那覇市と浦添市を走っただけですが、非常に坂道が多いですね。
あと雨なのにバイク人口も多い気がしました。
これがA&Wか。
なんというか「アメリカン・グラフィティ」的な雰囲気にテンションが上がります。
で、ここもまあ駅前でもないのに人が多い!
なんでこんなに流行ってるんだろう。
ともかくその人気の秘訣を探ってみようではありませんか。
ここでまずA&W弱者にとって面食らう事態が勃発。
ドリンクメニューの最上段に鎮座する「ルートビア」なるものが何なのかさっぱり分からないのです。
これはいわゆる初見殺し。
あたかもコカ・コーラのようなチャンピオン感を漂わせているのですが、こちらとしては「あんた誰?」なわけで。レジでパニックを起こさないよう、駐車場のメニュー表を隅から隅まで読み込みましたよね。
で、何の説明もない「ルートビア」だけはグーグル先生の助言に耳を傾けることに。
ざっと理解したところによればA&W独自の炭酸飲料ってことみたい。
よっしゃよっしゃ、ではいざ参らん!
道場破りのような気分で「たのもー!」と心の中で叫びつつ入店。
もはや何バーガーだったのかも覚えていませんが、せめて癖のなさそうなバーガーをオーダーさせていただきました。
セットドリンクはもちろん「ルートビア」
するとレジを担当していただいた店員さんから驚きの発言が。
「ルートビアはお替り自由となっております」
ふぁっ!?いやいや、観光客だと思って馬鹿にしないでよ。こちとらコストコに来てるんじゃないのよ。という衝撃をおくびにも出さず、「存じております」みたいな明鏡止水の精神でこれをスルー。
そして直ちに提供されたフライドポテトとジョッキいっぱいに注がれたルートビアなる茶色い液体が載せられたトレー。
それを持って落ち着けそうな席を探しますが、これがなかなかどうしてピーチクパーチクかしましい島の多いこと。学生さんならわかりますが、中にはご高齢と思われるパイセン方の姿も。
自分のことは棚に上げて「コロナ稼だよね?」なんて思いつつ適当な席をキープ。
まずは落ち着いてポテトをパクリ。
なるほど、これはなんだろうな。
懐かしい感じの食感。
何に似ているのかは、ちょっとわたしのボキャブラリーでは正確に表現できませんが、バーガーチェーンではなく回転寿司チェーンでいただくポテトに近い気がしました。
そして問題の「ルートビア」
こいつ一丁前にシュワシュワしてやがるぜ。
恐る恐る口に運ぶと、、、
「うげぇええ!!これイソジンの炭酸割りやないかい!!」
これがお替り自由だと!?くぅうううう!!やってくれたなぁ!!
ドクター・ペッパーとかチェリー・コークみたいな薬品っぽいジュースと言えば伝わるでしょうか。
とにかくまあ癖が強いのなんの、吐息でネット。
これは慣れていない人間にはキツイ。
ちなみにお土産でこのルートビアを買って帰ったのですが、家族の評価は軒並み不評でした。
お腹が空いていなかったのでバーガーの評価は不問としておきたいのですが、完食できたことから及第点ではあったはず。そもそも基本的に作りたてのハンバーガーがまずいわけないですから。
こうしてわたしとA&Wという名の「未知との遭遇」は幕を閉じたのでした。
また来たいか?と問われれば「近くにあれば行くかも」と答えることでしょう。
このあと残念な夜の部へ続く!
ちょっとCMです。
アウトドアの新しい遊びテントサウナお貸しします。
その醍醐味はなんと言っても大自然という名の水風呂。
川や湖、あるいは積雪があればそこに飛び込んだっていいでしょう。
その日、その場所でしか体験できない感動はやみつき間違いなしです!
熱源は薪ストーブなのでもちろん電源不要。
薪さえあればどこでもサウナが楽しめます。
簡易テントだからと侮るなかれ、ひとたびロウリュすればその体感温度はいつものサウナ以上。
購入に踏み切るにはちょっとハードルの高いテントサウナですが、レンタルならとっても手軽におおよそ10分の1以下の価格で楽しめます。
是非、一度お試しください!
レンタルセット内容
- テントサウナ(モビバ製のロウリュできるタイプです)
- 専用薪ストーブ
- サウナストーン
- ロウリュ用のひしゃくとバケツ
- 簡易ベンチ(二人掛け)
- ペグ、ハンマー
- 着火剤、ライター
ご自身でご用意いただく必要のあるもの
- 薪
ご用意いただくと快適に過ごせるもの
- ととのいチェア
注意事項
- レンタル品は直接の受け渡しとさせていただきます。
- 受け渡し・返却場所は愛知県一宮市内(詳細はご予約時にお伝えします)
- 料金は二泊三日で15,000円(それ以外は応相談)
- お支払いは現金払いのみとさせていただきます。ご了承ください。
予約方法
ご予約はこちら、もしくはTwitter、InstagramのDMから
件名を「テントサウナのレンタル」としていただき、
ご利用したい日程をご連絡ください。
追ってこちらから返信させていただきます。
ご予約状況
テントサウナの設営方法

テントサウナを使ったキャンプの様子
