アフターコロナあるいはウィズコロナ時代のキャンプスタイルとは?

コラム
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天下分け目のGW

希望的観測ではありますが、夏頃には間違いなく、いや早ければ6月にもあらゆるアウトドアレジャーは解禁されているはず。だって普通に考えたらもう、自粛対象とされた大多数の中小企業や個人事業主の財政的ライフはゼロに近いのですから。

キャンプ場や山小屋だってそれは例外ではありません。

 

緊急事態宣言の解除こそ望みませんが、GW明け以降の自粛要請延長は多くの国民に「失業せよ」と言っているのも同然。ウイルスと共にわたしたちの愛する文化文明のすべてが消えてしまう世界など、一体誰が望むのでしょうか。

 

免疫力の低い方にとって脅威である新型ウイルスによる死と多くの方々が巻き込まれるであろう経済的な事実上の死、いずれそのどちらかを選択することになるのかは自明だと思うのです。

これは究極の選択ではなく、答えは明々白々。

 

自宅待機さえしていればベーシックインカムよろしく毎月生活費を政府から振り込んでいただけるなら皆さん喜んで従うでしょうが、それこそまさに荒唐無稽。我々のように健康な現役世代はやはり何かしら経済活動を行い、生活費を捻出せねばならないのです。

そして経済活性化に一役買うべく、キャンプや登山に出掛けねばならない(メガネクイッ

アフターコロナあるいはウィズコロナ時代のキャンプスタイルを考える

というわけで今回深掘りするテーマは「自粛解除後のキャンプ場及びキャンパーはどのように変わっていくのか、あるいは変わらなければならないのか?」

 

キャンプ場と一口に言っても一泊5,000円オーバーの高規格と呼ばれるものから、ワイルドさを前面に打ち出した1,000円前後のリーズナブルなもの、あるいは地方自治体が運営する無料キャンプ場まで多岐にわたります。

そうした運営形態や指向性の差こそあれ、テントの周りで飲食を楽しんだり、焚き火をしたりする行為自体に感染のリスクは限りなく低いでしょう。

 

警戒すべきはやはりトイレや炊事場、シャワー室など不特定多数の方が利用される施設

高規格キャンプ場であればコロナ以前からトイレの出入口付近にアルコール消毒スプレーなんかが設置してありましたが、こうした配慮がスタンダードになっていくのではないでしょうか。

 

ではそうした予算も手間もかけられないキャンプ場ではどうすべきか。

それは各利用者が自己防衛していくほかないのでは?というのが今のわたしの考え。例えば消毒用スプレーやジェルなどを持参し、施設利用後は都度、消毒をする。さらに警戒レベルを引き上げておきたい方はこうした使い捨てのゴム手袋を併用するという手も。

 

これが半年前なら奇異の目で見られたのかもしれませんが、アフターコロナの世界では誰もそうは思わないはず。むしろ「ああ、衛生意識の高い人なんだなぁ」と感心すらされるかもしれません。潔癖症への階段は後戻りできないという弊害を孕んでもいますが、このご時世それくらい徹底しないといけないのかもしれませんね。

 

わたしなんかは地面に落ちた生肉を水でちゃちゃっと洗い流して「加熱すりゃ大丈夫っしょ」なんて美味しくいただくタイプではありますが、とりあえずキャンプ道具のレギュラー陣に手ピカジェルを迎い入れたいと思います。

 

とりあえずキャンプ場が営業を再開したら、少なくともわたしは同調圧力に屈せず躊躇なく出かける所存です。営業されている限りは利用して地域にお金を落とす、それが我々にできる最大にして唯一の支援策なのですから。

 

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Dr.nero

現役会社員の傍ら、登山とキャンプとサウナを満喫するアウトドアニュース配信者。too machな情報をサクッと軽めの記事に調理してお届けします。

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