NAGASAWA300/400TC
とにもかくにも、まずはこちらをご覧ください。
出典:ナチュラム
公式では蓮型と表現されていますが、タマネギを彷彿させるその特徴的な形状。ぽってりとしたフォルムが愛らしく、女性受けも良さそうです。構造としてはいわゆるベル型と呼ばれるテントと同じですが、全体に曲線を加えることで独自のデザインを確立しているのがポイント。
ノルディスク一色と言っても過言でないグランピング界隈からもこうしたバリエーションが増えることは歓迎されるでしょう。NAGASAWAとネーミングされたこのテントには、それぞれ大きさと材質の異なる2種類がラインナップされています。
まずはNAGASAWA300から。
こちらは幕の素材にポリエステルが採用されており、それゆえに安価な価格設定を実現させています。サイズ感は3~4名の利用にちょうど良い直径3m。寝るだけなら大人5名はいけるでしょうか。
この程度なら一般的な区画サイトにも問題なく設営可能でしょう
出典:ナチュラム
全体のフォルムとは別に、このテントにはもう一つの大きな特徴があります。それがエアフレームを採用している点。
出典:ナチュラム
一見ワンポールテントのようにも映りますが、内部はポールレス構造。だから有効面積が広く、自由度の高いレイアウトが楽しめるというわけですね。ここが本家とは異なる点。
もう一つがひと回り大きなNAGASAWA400TC。
こちらの幕素材はネーミング通りポリコットン。
出典:ナチュラム
よって遮光性が高い、火の粉に強い、結露しにくいなどアウトドア環境と相性の良い特徴を備えています。300と異なるのは大きさと幕の素材だけでなく、フロアレス構造となっていること。
出典:ナチュラム
つまりテントというよりも大きめのシェルターだと解釈すべきでしょう。
出典:ナチュラム
まとめ
国内販売されているロータスベル社のオリジナルテントはなんと40万を越える高嶺の花。おいそれとわたしのような庶民派キャンパーが手を出せる価格帯ではありません。
そこに目を付けたハイランダーの嗅覚は流石の一言。
しかしながら許諾されているならいざ知らず、このデザインのトレース具合はいささか酷似し過ぎではないかという気も個人的にはしています。なぜならこの独自のデザインこそがロータスベル社のアイデンティティではないのかと思われるから。
そうした意味では賛否あるのかもしれませんが、これも生き馬の目を抜くアウトドア業界の仁義なき戦いのひとつ、といったところでしょうか。
発売は2019年12月下旬予定とのこと。



