大型シェルターと言えば、ほんの数年前まで片手で数えるほどしか選択肢のなかった時代が長くありましたが、それも今や昔。近年ではソロ用テントと同じくらい大人数を収容できるテントやシェルターが続々とラインナップされています。
今回取り上げるハイランダーの新幕グランピアンもそのひとつ。
出典:ナチュラム
構造としてはMSRパビリオンを代表とするツインポールシェルターの系譜にあたります。しかしながら後発ゆえ随所に工夫の跡がみられ、その居住性や使い勝手の良さは他を凌駕していると言っていいでしょう。
なかでも特筆すべきはデフォルトでA型フレームが採用されている点。
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これによってモノポールあるいはツインポール構造の宿命とも言える導線や居住性の悪さを解消しているのです。反面、従来のI型ポールのメリットである設営撤収の容易さという観点からは一歩後退していることは覚悟しておかねばならないでしょう。
加えて特徴的なのは多くの面にメッシュパネルを採用していること、
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及び前面を二分割した上でクローズ、メッシュ、オープンという3つのアレンジが楽しめるということ。
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すなわち例えば全面メッシュにすることで夏場でも風通しのよい空間と適度なプライバシー確保の両立といった離れ業が出来てしまうのです。
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とりわけ驚かされるのは、これだけの機能を備えた大型幕ながら税込み39,980円という圧倒的なコスパの良さ。幕の素材がポリエステルであるとは言え、この低価格はちょっと信じられません。
コロナ禍以前であれば宴会幕としての需要もあったでしょうが、残念ながら今はこんなご時世。用途としてはフルクローズもできる大判タープ、あるいはファミリーでカンガルースタイルなんて使い方が妥当なのかもしれませんね。
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販売はナチュラムにて2021年1月20日から