ナルゲンボトル第二の人生
かれこれ4年以上ほぼ毎日使ってきたナルゲンボトル。これにウーロン茶を入れて職場に持ち込み、夏場でも常温で飲んでいました。その際は直接ではなく、一旦スノーピークのチタンマグに注いでからいただくスタイル。
さて、タイトル通りこのナルゲンボトルには携帯トイレとして第二の人生を歩んでいただくことにします。これは左遷や降格ではなく、あくまでもポジティブなコンバート。さすがにルーキーには荷が重い汚れ仕事ですので、女房役として長年付れ添ってきたバディだからこそ白羽の矢が立ったというわけ。
右が使い込んだもの
ではなぜナルゲンボトルをわざわざ携帯トイレとして使うのか、そしていかに適任であるのかをご説明しましょう。
口がめちゃくちゃ広い
非常時に小用を足すだけならペットボトルやキャップ式の缶のでいいではないかと考える御仁もいらっしゃることでしょう。しかしながらナルゲンボトルの広口にはどんなボトルも敵いません。
例えば小さな男の子が高速道路で渋滞にはまり尿意の限界を訴えた時、ナルゲンボトルでそっとキュートな蛇口全体を包み込んでみてください。きっと粗相を防いでくれるはずです。
これがペットボトルなんかだと難易度は跳ね上がることでしょう。
ちなみに女性の場合はこうした漏斗のようなサポートグッズがありますので、セットで揃えておくといいかもしれません。
密閉性がすごい
ナルゲンボトルが長年多くの人々から絶大な信頼を寄せられている理由のひとつがこの密閉性。ゴムパッキンなどを使用していないのに液漏れすることがないのです。これはナルゲンボトルの出自が薬品の保存容器だったことにも由来するのでしょう。
長年かけて染み込んだ茶渋
すぐにトイレに流せる環境にない方は凝固剤をあわせて持っておくといいかもしれません。
ニオイ移りしにくい
わたしは1Lのナルゲンボトルに焼酎やワインを入れてキャンプに持ち出すことがあります。当然、使用直後は少しお酒くさいのですが、開封したまましばらく放置しておくとニオイはすっかり消えていました。
金属製ならともかく、プラスチック製でありながらニオイ移りしにくいというのは驚異的だと言っていいでしょう。
ハードなのに軽い
一般的な使い捨て携帯トイレというと、袋状になったものがほとんど。
ということは片手でしっかりとホールドすることは困難なわけです。
イメージしてみてください。
ジップロックのような袋を「片手で口を開けたままホールドすること」って難しいですよね。
ましてやそこに用を足すわけですから、重さに耐えきれないはず。
ところがナルゲンボトルならプラスチック製なのでしっかりホールドできる。
しかも軽いから片手でOK
つまりもう片方の手で桜木花道よろしく「添える」ことが可能なのです。
女性なら先述したサポートグッズを「添える」ことができますよね。
まとめ
当然プライバシーの問題が残されているので「いつ如何なる時も」というわけにはいきません。
しかしながら「いざという時のお守り」としてナルゲンボトルはこれ以上ない切り札となってくれるでしょう。登山や野営時のお供に、あるいは車に常備しておいたり、人として最低限の尊厳を守ってくれる日がいつかやって来るかもしれません。
いくら家族でも共用は抵抗が、、、という方は個別に用意しておきましょう。



