ソロベースEX
失礼ながらかつては数多ある格安系ブランドのひとつ、という認識でしかなかったバンドック。ところが2019年よりミリタリー路線に大きく舵をきり、今では完全に他社との差別化に成功している印象。
そんな快進撃の立役者であるソロベースが一年の時を経て大幅な進化を遂げました。
その名もソロベースEX
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一体なにがどう進化したのか?
じっくりと観察してみましょう。
スカートが付いた!
冬キャンプ人気の高まりと共に、スカート付きテントの需要も増している昨今、このアレンジは非常に多くの支持を集めそうです。
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ただし個人的にはパップテントの持つ造形美という点でいささか抵抗を感じなくもありませんが、巻き上げることも可能なようですので、シーンに応じて使い分けるのも“有り”でしょう。
そんなこと言い出したらインナーテントだって邪道だろうって話になりますからね。
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しっかりペグダウンすればすきま風や雨の拭き込みも大幅軽減できるわけですから、助かる機能であることは間違いありません。
サイドウォールが付いた!
キャノピーの両脇に取り付けられたウォール、こちらも大胆なアレンジと言っていいでしょう。
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日差しのカットや雨風の拭き込みを軽減することが本来の目的ですが、テント内で活動することの多いパップテントにおいては他者からの視線を遮ってくれる効果にも期待したいところ。
サンプル画像を確認するかぎり、こちらもスカート同様に不要な場合は巻き上げることが出来そうですね。バンドックの「価値観は押し付けません」って感じの柔軟かつ謙虚な姿勢、見習いたいものです。
だってロゴの小ささとあえて同系色な上に色素まで薄いっていう不憫さを見てやってくださいよ。「へへっ、あっしみてぇなもんが生意気なもん作っちまって、すいやせん」そんな卑屈な声が聞こえてきそうじゃありませんか。
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意味深な謎の小窓!!
で、問題はこの窓ですよね。意味深です。ヱヴァンゲリヲン劇場版の予告編くらい意味深だし、ほとんど何も言っていないも同然。
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一見すると山岳テントのベンチレーションのようにも見えますが、だとしたら「面ファスナーで開閉可能」である必要ってあるでしょうか?
おそらく大人の事情で公式がもごもごしているようですから、外野から失礼しますね。

いや、これどう見ても煙突ポートでしょ。
そうじゃなきゃ、わざわざベンチレーションなのに「難燃素材」なんてアピールしませんよね。ただ煙突を通すにしてはφが小さそうだし、一般的な形状と異なるのが気になるところ。あるいはこの筒状のパーツも取り外せるなら、煙突ガードごと通して運用させる想定なのかもしれません。
いずれにせよ、テント内で薪ストーブ稼働を推奨、あるいは示唆するような表現はかなりナイーブにならざるを得ないのだろうことは容易に想像できます。
国内ブランドのテントで煙突ポートが標準装備されているのはわたしの知る限りYOKA TIPIくらい。
現時点ではバンドックから正式に煙突ガードのアタッチメントが販売されていない以上、薪ストーブをインストールするにはやはりこれまで同様ユーザー自身である程度はDIYする必要があるのかもしれません。
「とりあえず煙突穴だけはあらかじめ開けといたから、わかってる人だけ利用してよ」そんなメッセージが言外から読み取れます。
価格が、、、
発売直後ということもあり、まだまだ安定していない様子。
ゆえに高級幕と見紛うばかりの価格にまで現在高騰してます。
バンドックの値付け傾向からすると3万円台が妥当かと思われますので、価格が安定するまでしばらく様子見してもいいかもしれませんね。
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まとめ
一言でいうならトッピング全部のせラーメンってところでしょうか。
先述したようにオリジナルのパップテントが持つ造形美あるいは色気、スマートさのようなものはやや後退した感は否めません。しかしながらそれを補って余りある快適性を備えていることがソロベースEXの特徴。
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雰囲気ものと思われがちな軍幕ですが、テント内に籠りつつ、至近距離で焚き火を楽しめることが出来るという安心感(テントに穴を空ける不安から解放してくれる)こそが最大のメリットだとわたしは考えます。
そうした意味では無印ソロベースから大きく居住性の増した進化は歓迎するべきでしょう。ただしソロベースはリーズナブルな価格が魅力の一つでもありましたので、予算をなるべく抑えたい方にとっては無印でも十分かもしれません。
むしろ3シーズンに限って言えば換気のよい無印のほうが快適なシチュエーションが多かったりするかも。
あえて比較するなら、テンマクデザインの炎幕DXが良いライバルになるでしょうか。
あちらもサイドウォール、スカートを備えたパップテント型。しかも100%コットン製というヘビーデューティーな造り。おまけに高さが130cmもあるので、キャノピーを展開しても頭が当たる可能性がぐっと低くなるんですよね。
とゆーわけで、オリジナルUSパップの雰囲気にこだわりたい、予算を抑えたいなら無印ソロベースTC一択。
冬季もキャンプを楽しみたい、薪ストーブにも挑戦したいならソロベースEXってところでしょうか。
それにしても選択肢が増えるのは歓迎ですが、非常に悩ましいですよね。
このあたりを整理して近日中に別記事でまとめてみたいと思います。
ちょっとCMです。
アウトドアの新しい遊びテントサウナお貸しします。
その醍醐味はなんと言っても大自然という名の水風呂。
川や湖、あるいは積雪があればそこに飛び込んだっていいでしょう。
その日、その場所でしか体験できない感動はやみつき間違いなしです!
熱源は薪ストーブなのでもちろん電源不要。
薪さえあればどこでもサウナが楽しめます。
簡易テントだからと侮るなかれ、ひとたびロウリュすればその体感温度はいつものサウナ以上。
購入に踏み切るにはちょっとハードルの高いテントサウナですが、レンタルならとっても手軽におおよそ10分の1以下の価格で楽しめます。
是非、一度お試しください!
レンタルセット内容
- テントサウナ(モビバ製のロウリュできるタイプです)
- 専用薪ストーブ
- サウナストーン
- ロウリュ用のひしゃくとバケツ
- 簡易ベンチ(二人掛け)
- ペグ、ハンマー
- 着火剤、ライター
ご自身でご用意いただく必要のあるもの
- 薪
ご用意いただくと快適に過ごせるもの
- ととのいチェア
注意事項
- レンタル品は直接の受け渡しとさせていただきます。
- 受け渡し・返却場所は愛知県一宮市内(詳細はご予約時にお伝えします)
- 料金は二泊三日で15,000円(それ以外は応相談)
- お支払いは現金払いのみとさせていただきます。ご了承ください。
予約方法
ご予約はこちら、もしくはTwitter、InstagramのDMから
件名を「テントサウナのレンタル」としていただき、
ご利用したい日程をご連絡ください。
追ってこちらから返信させていただきます。
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