ぼっち系リアリティショー
上映時間が3時間もあるので劇場では一度しか鑑賞できなかった「アベンジャーズ エンドゲーム」
情報量が多いのでもう一回じっくり観ようとU-NEXTを漁っていたところ、出会ったのがこの「ALONE 孤独のサバイバー」でした。
この番組はスカパー!などで放送されているヒストリーチャンネルが製作しています。
シーズン1の放映が2015年、そして現在シーズン3まで製作されているので結構な人気シリーズなのでしょうが、わたしは今まで存じませんでした。
端的に言うと「アメリカ版無人島0円生活」といったところですが、こちらは参加者10名で賞金50万ドルを争うチキンレースという側面も。
しかもそのサバイバル生活は基本的に無期限。最後のひとりとなるまで争われるのです。
ですが争うと言っても相手がどこでどのようにサバイブしているのかを、参加者は知る術を持ちません。なぜなら参加者に同行するスタッフは誰もおらず、撮影もすべてセルフで賄う必要があるから。
すなわちここに「孤独のサバイバー」たる所以があるのです。
序盤の内容ちょっとだけ
わたしはまだシーズン1の第二回までしか観ていないのですが、初回からまあ度肝を抜かれました。
参加者たちはいずれも卓越したサバイバル技術を持つ精鋭たち。年齢層は体力に自信のある20代前半から経験豊富な40代後半までと様々です。そんな彼らが送りこまれるのは熊やオオカミ、クーガー(ピューマ)が生息する亜熱帯雨林のようなジメジメとした森の中。
前門の熊、後門のオオカミ、壁の上にクーガー
比喩でもことわざでもなく、これがホントに今そこにある危機なのです。
あるサバイバーがところどころ散見される熊の爪痕やフン、食い散らかされた魚の残骸などに怯えつつ、今夜の野営地に適した場所を探していると、なんと熊の棲み家らしきものを発見してしまいます。
徐々に青ざめ、それでもあきらめずに森を徘徊していると頭上からこちらを見下ろしている熊と眼が合い戦慄、、、しかも近くには子熊の姿まで、、、
陽が落ち、やむを得ず獣道である可能性の捨てきれない場所にビバーグするサバイバー。
するとシェルターの近くに大型生物の影が、、、(参加者のテント付近には暗視カメラをセットするルール)
とまあ、こんな感じで野営地探し一つとっても命がけという過酷極まりない状況なのです。
湿度の高い森の中で、参加者の誰もが火熾しに七転八倒する様もキャンパーなら痛いほど分かるのではないでしょうか。

っていうかこのくらいしかリアルに共感できない、、、
笑えるシーンも
とは言えそんな極限状態の中でも(中だからこそ?)クスっとくる場面もあったり。
食料として確保したナメクジをあたかも料理番組かのように解説しながら、フンフン鼻唄混じりでソテーしている様は狂気じみており、思わず笑ってしまいました。
サバイバル生活に持参してよいものは衣服以外に10点のみ、というのも番組ルールの大きな特徴でしょうか。全員に共通していそうなものはテント(あるいはタープ、シェルター)、ナイフ、オノ、のこぎり、ファイアースターターといったところ。

あれ?わたしたち今からでも参加できそう?
この道具の選定や使いどころもにも注目です。
わたし的にはまだまだ始まったばかりの「ALONE 孤独のサバイバー」シリーズ
調べてみるとU-NEXTだけでなくHulu、dTVチャンネル、FODプレミアム
などでも観られるようなので無料体験を利用するなどしてご覧になってはいかがでしょうか。
マジでおすすめです。
ただし若干これからキャンプに行くのが恐ろしくなるので、その点はご留意ください。