2019年台風19号の爪痕
連続して押し寄せた大型台風が各地に甚大な被害を及ぼしたのはご承知の通り。
10/14日【10/13日の様子】
残されたものの数をあげたほうが早い状況でした。他は全て流されました。
重機の姿は2台のみ。
まずは爪痕把握となりました。 pic.twitter.com/iuv82v5A1y— 青野原 野呂ロッジキャンプ場 (@norolodge) October 14, 2019
当上小川キャンプ場は昭和40年開設以来54年間多くの皆様に親しんで頂きました。
しかしながら今回の台風19号の洪水被害により道路も寸断され高床式バンガロー2棟残し、他は殆ど流出してしまうという壊滅的状況になってしまいました。皆様からの沢山の励ましのコメントやご連絡に感謝致します。 pic.twitter.com/iz8wlj6Kra— 上小川キャンプ場【公式】 (@kamiogawa_c) October 15, 2019
台風19号により、
倒木、漂流物、泥の堆積により、
安全が確保出来ないため、閉鎖しております。役場の担当者に確認したところ、
復旧に向けて動いてくれていますが、迅速な対応は難しいようです
閉鎖中の角渕キャンプ場でのキャンプは危険ですので、絶対にやらないで下さい。 pic.twitter.com/rRGHVsCMS8— joly.camp (@asekakijoly1) October 18, 2019
読売新聞オンラインにもこんな記事が掲載されていました。
思い出したのは2018年台風21号の被害で同じように壊滅的な被害に遭い閉園に追い込まれた和歌山県の「白崎海洋公園キャンプ場」

こうした過去の事例から分かるのは、風光明媚なキャンプ場というのは自然災害のリスクとも常に背中合わせなのだということ。周辺に民家や人工物のないシチュエーションは大変魅力的ではありますが、長い年月人が住んでいないということはやはりそれなりの理由があるのでしょう。
そうした危うい環境に我々キャンプ愛好家は「リスク込みの非日常」という魅力を感じているわけですね。リスクだらけのロケーションにあえて身を置き、布切れ一枚の屋根の下、嬉々として一晩を過ごすのだから、冷静に考えてみればキャンプという行為は正気の沙汰ではありません。
しかしながら、気取った言い方をすれば「刹那の煌めき」のような瞬間がやはりキャンプには存在するのです。「ああ、今日ここに来てよかったな」という感情は自宅でゴロゴロしながらスマホをいじっているだけでは到底味わえません。(それはそれで贅沢な過ごし方だとは思いますが)
ところでそんな壊滅的被害を受けた「白崎海洋公園」ですが、2019年4月より園内の一部施設が営業を再開したのです。しかも今後はキャンプ場の復旧に向けて動きはじめたという朗報まで。
台風被害の和歌山・白崎海洋公園 20日から一部復旧 https://t.co/cDEI7n9Suf
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) April 17, 2019
昨年の台風被害を受けた由良町の大引の白崎海洋公園の復旧工事が一部終わり、20日午前8時半から7カ月ぶりに開園します。
利用できるのはパークセンター、駐車場、公衆トイレなどの「道の駅」機能。徒歩で展望台にも行けます。
ゴールデンウイークにはにぎわいそうですね。 pic.twitter.com/dOHX4JU4AR— 日高新報 (@Jw3m0liwUrGtgAW) April 10, 2019
他にも千葉県「白浜フラワーパーク」オーナーによる台風被害からの鬼気迫る記事はアーカイブ化すべき重要なレポート。
ともかく、この度の被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
無力ないちキャンパーとして出来ることと言えば、復旧再開したあかつきには優先して遊びに行くという応援活動くらいしか思いつきません。あるいは小さなメディアを運営している身として、復旧情報を拡散するというもの微力ながら後方支援足り得るのかな、などど考えてもいます。