待ってろ百名山!登山ビギナーが春の伊吹山にソロで挑む!【前編】

伊吹山
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初の日本百名山

ここ数年の趣味らしい趣味と言えば食っちゃ寝に特化したキャンプという名の自堕落なひとり呑み。週末ごとに心と腹は満たされるものの、それらと引き換えに遠ざかっていく健康体。

このままではキャンプそのものが楽しめなくなる、そんな危機感を抱いたわたしは人生何度目かとなるダイエットを決意したのです。しかしながら自宅近辺で設定したコースを周るだけのジョギングはちっとも面白くない。

そもそも走ることが得意でも好きでもないので、続くわけがないのです。

 

そんな近所の散歩に飽きただけの運動不足おじさんがいよいよ標高1377mの日本百名山に挑戦します。

まだ薄暗い午前5時20分、伊吹山登山口目の前の駐車場を確保。

こんな時間でも早起きなおばあさんがしっかりと料金を徴収しに来てくれました。

こういうのこそキャッシュレス決済を早急に導入してほしいですよね。

あらかじめ、わざわざコンビニで少額の買い物をして小銭を用意してきましたよ。

靴を履き替え、入山協力金と登山届を投函し、5時36分いざ出発!

 

しっかりと整備されてはいるものの、ゴツゴツした岩が転がる登山口。

ゆるやかな坂道なので体温もゆるやかに上昇。

焦らず、急がず、意識して歩幅を狭めます。

わたし好みの樹林帯を抜けるとやがて1合目の立て看板が。

立派なお手洗いの建物も見えますね。

まだタンクに余裕はありますが、念のため行っておきましょうか。

さあて、ここからは風や陽の光を遮るもののない道が延々と続くことになります。

 

若者のすべて

まだまだ余裕の3合目、時刻は午前7時11分。

3合目とは言え、この時点で既に標高は720m。

ちょっと肌寒くなってきました。

ちょうどトイレと東屋もあることだし、休憩しつつ脱いでいた上着を羽織り直すことに。

小銭を用意するために買ったファミマのタマゴサンドを一瞬でパクリ。

 

気を取り直してリスタートすると、遠くに人の声が聞こえます。静かな朝の山にこだまするギャハハ声。とんでもない声量の唄声まで。

円広志の「飛んで飛んで」が聴こえるぞ。やたら元気だなぁ。

声の主は山から下りてきた男子大学生とおぼしき10名くらいの集団でした。こんな時間に下りてくるってことはナイトハイクってやつかしら?それとも山小屋に泊まったのだろうか?「こんにちは」とあいさつしたものの、異常なテンションだったので決して目は合わせない。

 

あの一行はなんだったのだろうと、考えているとあっという間に5合目に到着。

吹きさらしのピクニックテーブルとなんと自販機まで。

真夏にここで飲むコカ・コーラはさぞかし美味いんだろうな。

500円までなら出してしまうかも。

 

伊吹の昔ばなし

むろんわたしの主観ではありますが、この先から幾分、山は表情を変えます。

勾配が急になり、岩盤エリアも頻出するように。

そしてなによりこの日は天候が急変。

あたり一面が瞬く間に白く濁り、体感で風速10m近い暴風が吹き荒れはじめたのです。

6合目の避難小屋を通り過ぎてしばらく行くとこんな案内板が。

 

岩の名の由来でしょうか。

かつて修験の山だった伊吹山。故に山の六分より上はmetoo運動などお構いなしのゴリゴリな女人禁制エリア。ある時、出家した夫を追いかけてきた女性がその禁を犯しました。すると一陣の猛烈な風が。谷底へ落とされまいと抵抗する女性は必死に岩へしがみつき、その際、岩を削られて残されたのが指の跡。

その岩は後に「手掛岩」と名付けられたという。

ってなんちゅうエピソード!何故、女性は禁を破ってまで夫を追いかけたのか?女性の生死の行方は?物語の核心となる部分に一切言及されていないことが非常にモヤる。

 

「日本昔ばなし」ってカタルシスも何もない投げっぱなしジャーマンなお話が結構ありますけど、「伊吹山の手掛岩」もなかなかパンチが効いていますね。

それを暴風の中で読まされる身にもなってほしい。

 

なんだかどっと疲れが押し寄せてきました。

ほんの数メートル先の状況も見えません。

獣害対策の防護扉を開けて、いよいよ山頂間近。

 

キャンプ場だけでなく、どこにでもお行儀の悪い方ってのはいるもので、、、

でも悔しいかな、これがのちに思わぬ役立ち方をするとは、この時はまだ考えてもみなかったのです。

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後編へつづく

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Dr.nero

現役会社員の傍ら、登山とキャンプとサウナを満喫するアウトドアニュース配信者。too machな情報をサクッと軽めの記事に調理してお届けします。

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