新型コロナ騒動が及ぼすアウトドア業界へのインパクトについて考える

コラム
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どうなる?2020年上半期のアウトドア業界

ウイルスよりも壊滅的な経済事情によるダメージが深刻さを増す昨今、第二次キャンプブームとまで呼ばれるアウトドア業界には一体どんな未来が待ち構えているのでしょうか?

そこで、今後の展望を大胆に予測してみることとしましょう。

キャンプ場

感染リスクの低いレジャーとして騒動の渦中からニーズが高まっていることもあり、例年通り、いやそれ以上に混雑するのではないでしょうか。

新型コロナ背景、キャンプ場に行く人なぜ増えた - 日本経済新聞
新型コロナウイルスの感染拡大でレジャー施設の休業が相次ぐ中、関西のキャンプ場が活況だ。利用者間の距離が保てるうえ、風通しが良いことが安心材料となり、土日を中心に予約が急増している。キャンプ場にパソコンを持ち込んでテレワークをする利用者もいるなど活用の仕方も様々だ。「行く予定のライブが中止になったので、ソロキャンプに挑戦...

なんだったら公営キャンプ場の一部ではリスク管理の観点から一時的に閉鎖されているとの情報もあり、その混雑ぶりは加速していくかも?

鬱屈した春のストレスがGW、夏休みにスパークして空前のキャンプフィーバー!なんて事態も予想しておきます。

このあたりは東京五輪の中止あるいは延期なんかも大きく影響しそうですね。

 

アウトドアメーカー

3月ともなれば例年もう少し各メーカーから新作情報が発表されそうなものですが、どこも大人しい状況が続いています。

多くのメーカーが製造の拠点を中国やベトナムなどのアジア諸国としていることもあり、ウイルス騒動の影響で製造・物流の遅延が発生してると考えて間違いないところでしょう。

手数の多さで知られるDODやテンマクデザインが新たな情報を一カ月近く公開していないことからも、それは自明と考えていいのではないでしょうか。

これから本格的な行楽シーズンを迎えるというのに、本来売れるはずの商品が手元にない、むろん出荷もできない。

また予定されていた販促やお披露目イベントなども続々と中止に追い込まれている。

このままでは体力のないメーカーから徐々に息切れしてしまうことが懸念されます。

 

まとめ

キャンプ場が元気でも道具がなければキャンプは難しい。

道具があってもキャンプ場がなければ国内でのキャンプは実質無理。

言うまでもなく、キャンプ場とアウトドアメーカーは両輪揃ってこその存在。

 

2019年は大型台風の影響で多くのキャンプ場が壊滅させられる事態となったのは記憶に新しいところ。その復旧もまだ道半ばではありますが、今回はアウトドアメーカーが苦境に立たされるのではないかと個人的に心配をしております。

 

いちエンドユーザーとして出来ることは微力ながら、なにか応援できることはないか模索していきたいと思います。

本当に苦しい中小のメーカーさん、今ならクラウドファンディングなどを活用する方法もありますよ!

 

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Dr.nero

現役会社員の傍ら、登山とキャンプとサウナを満喫するアウトドアニュース配信者。too machな情報をサクッと軽めの記事に調理してお届けします。

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