薪ストーブって実際どうなの?
厳冬期キャンプにおける最強暖房ギアとして名高い薪ストーブ。
無論、その存在は知りつつもずぼらな性格上メンテナンスや設置撤収の手間、ランニングコストの面などから、これまで導入には二の足を踏んできました。しかしながら、今年こそはついに手を出してみようかと画策しているのです。
そこでわたしのスタイルに合った薪ストーブは一体なんなのか、まずは一旦整理してみることに。
ざっくりとした条件を並べると
- ガラス窓は欲しい(やっぱり炎のゆらめきは見たい!)
- 市販の薪をそのまま投入できるサイズ感(よってミニサイズはNG)
- 使用環境はテンマクデザインのサーカスTCあるいはニーモのヘキサライト内を想定
といったところ。
気になった薪ストーブたち
さて、それでは気になるストーブをいくつかチェックしてみましょう。
まずはぱっと見の印象が一番好みだったのがノルウェー生まれのGstove。

こちらはサイズがノーマルとXLの2種類あり、どうせならXLがいいかなと。
というのも希望条件で述べたように燃料となる薪のサイズにナーバスにならなくていいのと、単純に発熱量が高いから。
ただし、いかんせん価格が高いのがネック。
仮にXLを購入するとして、煙突ガードなどのオプションも含めると軽く7万オーバーは覚悟しなければなりません。
次にそのGstoveを製作している工場が立ち上げた独自ブランドというWinner well
。そんな不義理なことしていいの?という気もしますが、とりあえずその件は横に置いておき。
Gstoveの気になるポイントを改良したほとんど姉妹のような関係性と考えたらいいでしょうか。

やや角ばった造形ながら、ほぼGstoveを踏襲しています。
価格もさほど大きくは変わりませんね。
で、さらにそのWinner wellとコラボしたのがテンマクデザインの名を冠したウッドストーブ。大小2サイズ展開やセット販売の手法なども含めてほぼそっくり。
さらにはソロ用のSサイズまで。
これが2018年のグッドデザイン賞を受賞してしまったのだからGstove社の心中やいかに。
ここまではGstove3姉妹といっても過言ではありませんね。
2019年はさらにガラス窓が追加されたバージョンも登場しました。

そして国内メーカーの老舗ホンマ製作所によるアウトドア特化型薪ストーブ「ステンレス ストーブコンロセット」
こちらは三面ガラス窓に最大450mmとなる無段階調整可能な脚付き。
なんだかじっと見ていると四本脚の鈍重な生き物のよう。
画像出典:ホンマ製作所
Gstoveのようなスタイリッシュさは感じられないものの、なんだかとってもキュート。気になる価格はGstove
勢の半分くらいなのも重要なポイント。
ネットショップを見回っていても在庫切れが少なく、ホームセンターなんかでも煙突の扱いがあるので助かります。
最後は同じく国内メーカーの新保製作所から「FIRE SIDEキャンプセット」
こちらも三面ガラス窓が売り。

脚はホンマ製のように長くはありませんが、オプションによって延長が可能。
黒いボディが落ち着いた印象を与えてくれます。
画像出典:新保製作所
ホンマ製にも黒バージョンが存在しますが、ツートンカラーなのが個人的にはイマイチ。
受注生産なので在庫切れの不安がないのもいいですね。
諸々のオプションを含めると4万オーバーは覚悟したほうがよさそうですが、まあ妥当なところではないでしょうか。
他にも各メーカーから様々なタイプの薪ストーブが発売されていますが、わたしが調べた限りではこのあたりが有力な候補。
というわけでさらに熟考に熟考を重ねて検討したいと思います。
こうした自分にとって未知の道具を選ぶのって、テントをはじめて購入した時のドキドキに似ているかも。
なにが正解なのか分からないんですよね。
まあこれも楽しい行程のひとつということで。




