荷締めベルト問題
バイクや自転車にキャンプ道具一式を満載して出掛ける、いわゆるキャンプツーリングにおいて誰しも直面する課題となるのが荷物の固定方法です。
自動車とは違って大事な荷物を剥き出しで運ぶわけですから、しっかり荷台に固定してやる必要があります。テントを銀マットで巻いて走行していたら、野営地に到着するとテントだけすっこ抜けていた、なんて悲劇も聞いたことがあります。
そこで私自身が色々試行錯誤した経験から失敗談も含めてご紹介していきたいと思います。そして最終的にたどり着いたロックストラップがいかに素晴らしいアイテムであるかを解説してみましょう。
せっかちな方は目次のまとめから結論へどうぞ。
定番のラチェット式荷締めベルト
当初こうしたラチェット式荷締めベルトを利用していたのですが、私の使い方もあるのでしょうが原付に荷物を満載して走行していた時、何度が荷崩れを発生させて難儀したことがありました。
両サイドを並行に絞ったり、十字に絞ったりと色々試したのですが、いずれの方法でも荷崩れしています。
ちなみに満載時はリアボックスの上にバックパックなどを荷締めベルトで固定した上にネットを被せてそこに直ぐ取り出したい帽子やタオルなどを仕舞っていました。
荷物の背が高くなりすぎ、バランスも悪かったのだと思います。
2016年の夏 くしはら温泉ささゆりキャンプ場にて
決してこれが悪い商品だというわけではないのですが、あくまでも私の使い方では上手くいかなかったという事例のご紹介でした。
ロックストラップとは?
いわゆる荷締めベルトのひとつなのですが、単純ながらもそのよく出来た構造に驚かされます。バイクの積載や登山時のパッキング、車のルーフボックスの固定など、幅広い用途に使用出来ます。
長さと幅の違う2種類が広く販売されています。
左が太い方ですね。
ロックストラップの使い方
これが非常に簡単なのですが、まずは本体のつくりを見ていきましょう。
こちらをワンセットで使用します。
短い方が固めに伸縮する天然ゴム製(両手で引っ張ってもビヨーンとなるほど柔らかくない)、
そして長い方はナイロン製(かな?)なので伸縮しません。で、このしっかりと強度がありながらも伸縮するってところがバイクの振動を吸収して荷崩れを防いでくれていると思うのです。
そえでは実際に使ってみましょう。
この輪の中にストラップ本体をくぐらせてホールドしていくわけです。
なので輪が入るスペースがあればどんな形状でも支柱として使えるわけですね。アナログ万歳。
両サイドをこのように固定したら準備OK
簡単なのはまず先にバックルをロックしてしまい、大きな輪を作ってそこに荷物を挟んでいく感じ。
あまりにもゆるゆるだと荷物が崩れてしまうので、甘めにホールドしつつ、増やした荷物に応じて広げていきます。調整は締めたり、緩めたりしてやるだけ。
まあとにかくパッキングの速度がロックストラップの導入以前以後ではまったく違うんです。
ほんとに革命ですよ、これは。
気になるお値段ですが、ストラップの太さによって違うんですけど、だいたい2,000円前後で購入出来ます。
まとめ
それでは情報を整理しましょう。
ロックストラップが荷物の固定に最強だと考える5つの理由
1)どんな場所にも取り付けられる
2)バイクの振動を吸収する天然ゴム
3)荷造りがとにかく早くなる
4)カラーが豊富
5)良心的な価格
と、まあこんな感じです。
ツーリング中の荷崩れはホントに泣きたくなるほどツライし、パッキングもなるべく早く済ませたいですよね。真夏だと荷造りだけで汗だくなんて状況もロックストラップが解決してくれると思います。
私は太いのと細いの2本でやりくりしてますが、もう1本太いのが欲しいなーと検討中です。
それでは皆さん令和もよい旅を!