東海地区最高峰のキャンプ場
キャンプ場になにを求め、なにを評価するかは十人十色でしょうが、少なくともわたしにとってはひるがの高原キャンプ場は殿堂入りクラスのキャンプ場であると断言します。これまで何度も通ってきましたが、訪れるたびに発見があり、季節ごとに表情を変え楽しませてくれます。
場所
〒501-5301 岐阜県郡上市高鷲町ひるがの4714−2
アクセス
東海北陸自動車道・ひるがの高原スマートICから車で約15分
予約方法
ここは非常に残念なポイントなんですが、ひるがの高原キャンプ場では予約を電話でしか受付していません。
ですのでシーズン最初の予約開始日ともなると一切電話が繋がらない状態となります。
これ、キャンプ場としてもかなり負担だと思うのでそろそろネット予約を導入しませんか?電話だと証拠が残らないので、言った言わないのトラブルって結構あると思うんですよね。
チェックイン、チェックアウト
チェックインは13時から20時まで
場内手前左側に駐車場があるので、まずはそちらに停めましょう。
それから管理棟で手続きを済ませます。
画像の奥が管理棟
予約完了時に予約番号を教えてくれるので、それを伝えるとスムーズなんですが、わたしなんかはどこにメモしたかすら忘れてしまうので、このシステムも改善してほしいところ。
テントサイト
出典:ひるがの高原キャンプ場
全サイトが車の横付け可能なオートサイトになっており、エリアごとに名前が付けられています。
こんな感じですね。
が、なかなか覚えきれないと思うので、まずは場内をぐるっと一周してみてください。
サイトの指定は事前にできないので、ここは早いもの勝ちです。サイズも形もどれひとつとして同じものはないので、そこもお楽しみ。
わたしのお気に入りは「赤松園」
日陰が多く、サイトによっては樹々がまわりの視界を遮ってよりプライベート空間の色を濃くしてくれます。あと全サイト共通の良い点としてキャンプ場側がサイトを管理するための記号、例えば「A-1」みたいな立て看板ってよくあるじゃないですか。
あれがないんですよ。個人的にあの看板が雰囲気を壊しているな、と思うことが多いので、そうした点も高評価のポイントです。
ただ一点注意しなければならないのは、広大なエリアのわりにお手洗いが場内に2か所しかないので、場所次第でハードモードになる可能性があるということ。
炊事場はかなりの数が点在しているので心配はないでしょう。
バンガロー、山荘、ロッジ
これらの施設はわたしは利用したことがないので正直わかりません。
ごめんなさい。
公式サイトやみなさんのSNS画像なんかでイメージしていただくといいかもです。
出典:ひるがの高原キャンプ場
お手洗い
先述したようにお手洗いは場内に2か所のみ。
なのでサイト選びはお手洗いとの位置関係が生命線とも言えます。
【2020年追記】第3のトイレ棟が新設されました!
これでエリアの奥も利便性が一気に向上しましたね。
もちろんウォシュレット完備なのでご安心を。
コロナ対策で出入口は常時開放している模様です。
追記ここまで
とりわけサイト最深部に向かうとトイレが遠いぞ、という忠告がまず目に飛び込んできますので覚悟してください。
で、肝心のお手洗いの状態に関してですが、これは非常に清潔に管理されており、たとえ繁忙期であっても不快な思いをしたことはありません。
和式もありますが、多くは洋式でウォシュレット付き温水便座なので快適に過ごせるでしょう。
2019年よりコインシャワー向かいのトイレ棟にも入口にガラス扉が設置され、虫の侵入をシャットアウトできるように改善されました。
あとは場内の奥にもう一つ第3トイレ棟が設置されたら完璧かと。
コインシャワー&ランドリー
いくら避暑地だと言っても真夏に設営すれば汗まみれになりますよね。
場内の小川で汗を流してもいいですが、かなり冷たいのでコインシャワーを利用するといいでしょう。
たしか200円で5分くらい使えたはずです。
ご利用は24時間OK
洗濯機、乾燥機もあるので連泊時も安心です。
炊事場
これは場内各所に点在しており、共有スペースやサイト内のプライベートエリアにあったりと様々です。ただし高規格キャンプ場のようにお湯はでませんし、排水も場内に垂れ流しなので、洗剤や歯磨き粉などの使用には配慮が必要です。
あと屋根がある施設も少ないので雨天時は雨具の準備をしっかりと。
お風呂
場内に大きなお風呂があるので時間交代制で利用が可能です。
なので早い時間からお酒を飲んでしまっても大丈夫。
どうしても温泉を利用されたい方は車で15~20分程度の場所に温泉がいくつかあります。
出典:ひるがの高原キャンプ場
ゴミステーション
分別すれば別料金なしでほとんどのゴミを引き取っていただけます。
ありがたいですよね。
灰捨て場もあります。ここは直火もOKなのですが、ホウキとチリトリが借りられるので、後始末はしっかりセルフで行いましょう。
レンタル、販売
毛布やシュラフ、ちょっとした調理器具はレンタルされていますが、テントやタープなどの大物はされていません。
調味料なんかも販売されていますが、近くにコンビニがあるのでそこで調達してもいいでしょう。
薪は一束550円。かなり小割にされている状態であまり火持ちは良くありません。束ねている金属製の輪もゴミ回収されているので、サイトに捨てていかないようにしましょう。
利用料金
オートサイト
大人 | ¥1,100 |
子供 | ¥700 |
車 | ¥1,100 |
単車乗入 | ¥1,500 |
ちょっと分かりにくいですが、バイクでの利用はコミコミで1,500円ということです。
子供の区分も小学生以下なのか、中学生以下なのか、公式サイトの表現ではよく分かりません。
このあたりの適当さはキャンプ場あるあるだと思って笑ってスルーを推奨します。
近くの買い出しスポット
基本的にはない、と考えておきましょう。
あるのは車で5分の距離にコンビニの「デイリーヤマザキ」と「フレッシュフーズひるがの」という小さな雑貨店があるだけです。
お酒や忘れた調味料の買い足しなんかに利用するのがちょうどいいと思います。
他には美味しい乳製品が手に入る「たかすファーマーズ」や絶品ベーコンの「グリュン」などで食材を仕入れてもいいでしょう。
近くの温泉
よって車で15~20分程度離れた温泉施設しかなく、候補としては
あたりでしょうか。上記3つの温泉はキャンプ場でも割引クーポンがいただけます。
近くのレジャースポット
小さいお子さんなら綺麗な花畑や動物とのふれあいが楽しめる「牧歌の里」がおすすめです。
小学生以上のお子さんは空中アトラクションが楽しめる「ウッドアドベンチャー郡上」なんかはいかがでしょうか。
近くには巨大迷路なんかもあるので喜ばれるかもしれません。
他にも「ひるがの高原スキー場」はグリーンシーズンにジップラインなどが楽しめます。
ちょっと足を伸ばして高山市内や白川郷を観光してもいいでしょうね。
まとめ
- ほぼ全サイトが林間なのに車横付け可能
- 混雑時もパーソナルスペースがしっかり確保できる
- 広大な敷地とサイト数
- 全サイトで直火、花火可能(打ち上げ、ロケット、爆竹は禁止)
- 清潔なトイレとウォシュレット付き温水便座
- 場内に温泉がある
- 場内の真ん中を川が流れている
- 標高が高く林間なので夏でも涼しい
- 整った設備のわりに格安料金
- 予約が電話対応のみ
と、こんな感じで圧倒的に加点ポイントが多いので、是非一度ご利用していただけたらいいかなーと思います。過去のレポートをご覧いただくと、より雰囲気が伝わるかもしれません。