【2020年最新版】冬キャンプの寒くて眠れない問題をリーズナブルに解決する方法を考える

コラム
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ブームの勢いに乗って今年キャンプデビューした、なんて方もきっと多いのではないでしょうか。ようやく涼しくなり快適な季節になったと喜んでいたのも束の間、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきました。

 

そこで大きな壁となって立ちはだかるのが「寒くて眠れない問題」、すなわち就寝環境です。焚き火で暖をとれる活動時間はともかく、就寝時に頼れるのははシュラフ(寝袋)などの物理的な装備だけ。

しかもシュラフの保温性能は残酷なまでに価格に比例しますので、今年デビューしたばかりのビギナーが家族分の就寝環境を整えるにはかなりの出費を覚悟せねばなりません。

この問題に関しては以前、こちらの記事で触れているのですが、執筆時から時間も経過していることもあり、改めて2020年現在の条件下で可能な対策を考えてみます。

低スペックでも大丈夫。化繊とダウンの二枚重ねで保温性が格段にあがる!
かなり冷えると予想して 私が所有しているダウンシュラフはナンガ製のオーロラ450という秋口まで通用するスペックのもの。さらに厳冬期にも活躍するイスカ製の化繊シュラフでアルファライト1300EXがあります。 気温が0℃前後だと...
その前に、まずは前提となるシュラフの材質による特徴の違いを押さえておきましょう

シュラフの材質は一般的に2種類あり、ひとつが化繊素材、もうひとつがダウン素材となります。

保温性能の近い化繊、ダウン、2つのシュラフがあったとして、化繊素材の特徴は安価だが、体積が大きく、比較的水濡れに強い。反面、ダウン素材は体積が小さいが高価で水濡れに弱いといった特徴があります。

よって登山など荷物の運搬に制限のある場合はダウン素材のシュラフが重宝され、車移動が前提となる積載制限のゆるいオートキャンプでは化繊素材でも影響は少ない、と考えていいでしょう。

 

ではここからが本題。

いかに低予算で冬キャンプの就寝環境を改善するか

手っ取り早いのはご自宅でお使いの布団や毛布をキャンプでも使うことです。布団はさすがにかさばりますが、毛布くらいなら比較的容易に車へ積み込めるのではないでしょうか。

自宅の毛布

すでに3シーズン用のシュラフをお持ちなら、その上から毛布をかぶれば保温性は格段にアップするはず。

ポイントは足元を包み込むようにしてやること。

就寝時は特に足先の冷えが気になりますので、ここをカバーすることで寒さが軽減されるでしょう。

毛布よりもコンパクトなエマージェンシーシートも安価でおすすめです。

 

ダウンシューズとメリノウールソックス

次に効果的なのがダウンシューズを履くこと。

これも先述したように足先の冷えが快適な睡眠を妨害しますので、その対策として。就寝時以外にも靴を脱いで足元の防寒が無防備となるインナーテント内での活動時間も重宝することでしょう。

ここにプラスしてメリノウール製の靴下も合わせるとより効果的かもしれません。最近ではコストコやワークマンでも安価なメリノウールソックスが販売されていますからね。

 

昔からあるアナログな防寒対策として湯たんぽを足元に入れる、という方法もあります。が、個人的な感想としては足元に違和感があってなかなか睡眠に集中できなかったので今回はおすすめしません。

そんなの関係なく快眠できるよ、という豪胆な方はほかにも豆炭あんかという電源不要なアナログ暖房器具などもいいかも。

 

Wシュラフシステム

最後にご紹介したいのがシュラフを2重にして使うという方法。

中でもおすすめなのが内側にダウン、外側に化繊という組み合わせ。

これによってダウンで内側がぬくぬく、中間の層が保温性をさらに強化、化繊によって結露対策もばっちり、という鉄壁の就寝環境が構築されるのです。

もちろんここにメリノウールソックスとダウンシューズがあればまさに無敵。

仮に化繊素材の2枚重ねでも十分に効果を感じられるはずです。

 

で、ここでもうひとつのポイントが外側の化繊シュラフのチョイス。

わたしのおすすめはなんといってもスナグパック社のソフティエリートというシリーズ。こちら2019年に発売されたモデルなのですが、他のシュラフにはない独自の※横幅拡張システムがとにかく快適なのです。

※本当の名前はエクスパンダ・パネルシステムというもの
【レビュー】Snugpak(スナグパック)2019新作シュラフ「ソフティーエリート5」の特徴とメリット・デメリット
冬用シュラフの追加購入を検討 現在わたしが所有しているシュラフ、それを保温性の高い順に並べてみると ISKA(イスカ)アルファライトEX1300 NANGA(ナンガ)450 そして初期に購入した数千円の格...

シュラフにはかねてよりショートタイプやロングタイプといった縦幅への概念はあったものの、少なくともわたしの知るかぎり横幅に対応しているモデルはあまり存在しません。これはおそらく恰幅の良い方や圧迫感のない寝心地を求める層に向けた構造だと思うのですが、図らずもWシュラフシステムにうってつけなのです。

ここが良い!スナグパックのソフティエリートを30日以上使った感想
仮眠習慣 ホントかどうか知りませんが、各国の軍隊でも正式採用されているとうたうイギリス生まれのアウトドアブランドSnugpak(スナグパック) 。とりわけ化繊シュラフが有名で、ちょっとしたアウトドアショップなら在庫陳列されていることもしば...

ソフティエリートはスペックの違いによって2~5までラインナップされていますので、あとはお好みで。数字が大きくなるほど保温力がアップします。

拡張システムこそありませんが、タラスブルバのシュラフもコスパ的には超優秀。

まとめ

  • まずは自宅の毛布を追加
  • メリノウールソックスやダウンシューズを組み合わせる
  • シュラフを2重にする

たったこれだけのことですが、わたしの経験上、-10℃くらいまでなら十分快適に眠れるはずです。

ただし、体感温度には個人差がかなりありますので、一概にこれで万全だと断言しにくいのも正直なところ

高価なシュラフを用意すれば近道であることは間違いないのですが、試行錯誤もキャンプの醍醐味ですから、これらに加えて自分なりの防寒対策を模索してみてはいかがでしょうか。

 

ちょっとCMです。

アウトドアの新しい遊びテントサウナお貸しします

同一料金で二泊三日にパワーアップ!2021年11月よりご要望の多かったレンタル期間の見直しを実施しました。料金はこれまで通り15,000円で二泊三日ご利用可能です。これによりご利用日前日の受け渡しも可能となります。

画像のタープなどは含みません。

 

その醍醐味はなんと言っても大自然という名の水風呂。

 

川や湖、あるいは積雪があればそこに飛び込んだっていいでしょう。

その日、その場所でしか体験できない感動はやみつき間違いなしです!

 

熱源は薪ストーブなのでもちろん電源不要。

薪さえあればどこでもサウナが楽しめます。

簡易テントだからと侮るなかれ、ひとたびロウリュすればその体感温度はいつものサウナ以上。

購入に踏み切るにはちょっとハードルの高いテントサウナですが、レンタルならとっても手軽におおよそ10分の1以下の価格で楽しめます。

是非、一度お試しください!

レンタルセット内容

  • テントサウナ(モビバ製のロウリュできるタイプです)
  • 専用薪ストーブ
  • サウナストーン
  • ロウリュ用のひしゃくとバケツ
  • 簡易ベンチ(二人掛け)
  • ペグ、ハンマー
  • 着火剤、ライター

ご自身でご用意いただく必要のあるもの

ご用意いただくと快適に過ごせるもの

  • ととのいチェア

注意事項

  • レンタル品は直接の受け渡しとさせていただきます。
  • 受け渡し・返却場所は愛知県一宮市内(詳細はご予約時にお伝えします)
  • 料金は二泊三日15,000円(それ以外は応相談)
  • お支払いは現金払いのみとさせていただきます。ご了承ください。

予約方法

ご予約はこちら、もしくはTwitterInstagramのDMから

件名を「テントサウナのレンタル」としていただき、

ご利用したい日程をご連絡ください。

追ってこちらから返信させていただきます。

ご予約状況

テントサウナの設営方法

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Dr.nero

現役会社員の傍ら、登山とキャンプとサウナを満喫するアウトドアニュース配信者。too machな情報をサクッと軽めの記事に調理してお届けします。

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