キャンプ場にもっと儲けてもらうためのアイデアを提案する

コラム
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キャンプ場の収益性

わたし自身キャンプ場を経営したいと思ったことはないのですが、新規にキャンプ場をオープンさせようと奮闘されている方々がTwitter等で日々進捗状況などを発信されています。これはもう素直に尊敬して応援しており、いずれお邪魔できたらいいな、なんて思っています。

 

お近くの方々は是非ご利用ください。

ところでキャンプ場をシビアにひとつの事業として考えてみた時、やはり気になるのが実際儲かるのか?ってところだと思うわけですね。で、どうなのかなと思って調べてみると過去に独自調査されている方々の記事が非常に参考になりました。

 

 

なるほどやはりあまり収益性は高くないようです。

稼働率も恐ろしく低く、後継者不在問題も抱えている。

後継者が不在ということはやはり儲からないから誰も手をあげない、と想像できるわけで、これはやはりキャンプ愛好家として由々しき問題だと捉えています。

新サービスのアイデア

ではどうようにしたらキャンプ場の収益を底上げできるのでしょうか。

当然、大きな投資をしてグランピングサイトを増設したり、観光農園のようなアクティビティを充実させればそれなりの売上が期待できるでしょうが、どのキャンプ場もそんな莫大な予算があるわけではないでしょう。

よってここでは今すぐに少ない予算で可能なサイト利用料以外の収入が獲得できるアイデアをあげていきたいと思います。

 

写真撮影サービス

よく遊園地のジェットコースターとかで急降下ポイントで写真を撮って、気に入ったら買ってねっていうサービスありますよね。

あれキャンプ場でやったらいいと思うんです。

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ファミリーやグループで楽しんでいる自然な光景を写真におさめて、チェックアウト時の管理棟で確認。で、気に入ったら画像データをその場でスマホに送信してもらう。

画像データは上書きしていけばいいので、ランニングコストはほぼ不要。費用は初期投資のデジタル一眼くらいでしょうか。

写真を撮って欲しくないゲストはチェックイン時に意思確認しておけばトラブルも防げます。

繁忙期ならプロカメラマンやそこまでじゃなくても写真が趣味の学生なんかにアルバイトしてもらって、写真のクオリティをあげるといいかもしれませんね。

 

テント、タープ乾燥サービス

雨でびしょ濡れになったテントやタープの撤収って考えただけでもうんざりしますよね。

ましてやそれがコットン素材だったりしたらもう最悪。

毎週のようにキャンプされる方はともかく、次のキャンプは一カ月後とか半年後、なんて方が多数派じゃないでしょうか。そうするとテントやタープってどうしてもその日に持ち帰らなきゃいけない道具じゃないわけですよね。

だったらいっそキャンプ場に預かってもらって乾燥したら自宅に郵送してもらうっていうサービスはどうでしょうか。かさばるし重量があるので配送料が気になるところですかね。

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ただテントやタープを帰宅後に乾燥させる作業って経験者なら分かると思いますが、ものすごい大仕事なんですよ。なんなら一日じゃ片付かないこともあったりして、その労力と時間を考えたらお金で解決したい層って結構いるのではないかと思います。

クリーニング専門店みたくキレイにするわけじゃなくて、乾燥させればいいだけなので特別な経費は発生しません。

 

燻製サービス

キャンプをはじめた当初はわたしも燻製に挑戦していましたが、なにぶんものぐさな性分なので、面倒でやらなくなりました。と言っても燻製自体は好きなのでこの面倒な工程をキャンプ場が代行してくれるサービスがあったらいいかもしれません。

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johnny 0095( PANDISK )さん(@johnny0095)がシェアした投稿

つまりゲストが好きな食材を持ち込んで、それを燻製にしてくれるサービスです。

準備や片付けの手間を考えたらお金をいただく価値はあるんじゃないでしょうか。

 

食事サービス

三重県のグランピング施設「伊勢志摩エバーグレイズ」では宿泊利用者全員がモーニングサービス(フレンチトーストとコーヒーが食べ飲み放題)を無料でいただけます。無料と言いながら当然宿泊料に加味されていることは自明なんですが、このサービス別途有料でも構わないって方もいるんじゃないでしょうか。

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ᴍᴀʏᴜ⑅◡̈*さん(@mst150)がシェアした投稿

特に撤収前の朝食って洗い物も増えるし、早起きしたらちょっとずつ片づけたいのにみんなの食事が終わるまで仕舞えない道具もあったり、わたしなんかは家族とのキャンプなら利用したいですね。

朝食だけじゃなくてランチやディナーも提供できる施設があれば(って屋根付きのBBQスペースってどこのキャンプ場にもありますよね)新たな収入源になるかもしれません。

手ぶらBBQプランとかはよく見かけますが、もう少しバリエーションがあると喜ばれるんじゃないでしょうか。

 

平日無料開放

ほとんどのキャンプ場では平日の稼働率の低さが悩ましい問題になっていると思います。

なので思い切ってキャンプエリアを無料開放してしまいます。この場合エリアの一部開放というかたちでもいいでしょう。

最近ではアウトドアオフィスなんて動きもあるので、地元の企業に営業をかけてはどうでしょうか。

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shinagawastyleplusさん(@shinagawastyleplus_am)がシェアした投稿

平日お休みの人ではなく仕事をしている人に利用してもらう、という発想です。

この場合、wifiやAC電源も使い放題にすると喜ばれますね。

で、ここに先述した食事サービスや物販、道具のレンタルなんかをからめて収益とします。

 

まとめ

と、こんな感じで今回はこのくらいにしておきましょう。

キャンプ場の衰退はわれわれの活動拠点の減少に直結するので対岸の火事ではありません。

せっかく良いロケーションなのにうまく活用できずに消えていったキャンプ場は数多くあります。

近年ではスノーピークが地方の要請をうけてキャンプ場の再生活動を活発化させていますが、まだまだ利用者の増加に追いついてはいません。

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satoman009さん(@satoman009)がシェアした投稿

なかでも特に気になるのはITから取り残されたキャンプ場の多さです。

SNSなどで積極的に情報発信をしているキャンプ場が極めて少数であることも残念に思います。

そのあたりのことは以前、記事にしています。

というわけで、公営キャンプ場はともかく、民営キャンプ場にはもっともっと稼いでいただきたいなー、と考えているのでした。

おしまい

プロフィール
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Dr.nero

現役会社員の傍ら、登山とキャンプとサウナを満喫するアウトドアニュース配信者。too machな情報をサクッと軽めの記事に調理してお届けします。

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