台風19号による道志川沿いキャンプ場壊滅被害から考えたこと

コラム
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2019年台風19号の爪痕

連続して押し寄せた大型台風が各地に甚大な被害を及ぼしたのはご承知の通り。

 

読売新聞オンラインにもこんな記事が掲載されていました。

キャンプ場被害深刻 道志川沿い11か所閉鎖

 

思い出したのは2018年台風21号の被害で同じように壊滅的な被害に遭い閉園に追い込まれた和歌山県の「白崎海洋公園キャンプ場」

【白崎海洋公園】完全復旧断念の報道に思うこと
白崎海洋公園 完全復旧を断念 毎日新聞 紀伊水道を望む和歌山県由良町大引の観光レジャー施設「白崎海洋公園」が9月初旬の台風21号で大きな被害を受け、指定管理者が町に撤退の意向を伝えていたことが13日分かった。施設は全面閉鎖が続いており、...

 

こうした過去の事例から分かるのは、風光明媚なキャンプ場というのは自然災害のリスクとも常に背中合わせなのだということ。周辺に民家や人工物のないシチュエーションは大変魅力的ではありますが、長い年月人が住んでいないということはやはりそれなりの理由があるのでしょう。

 

そうした危うい環境に我々キャンプ愛好家は「リスク込みの非日常」という魅力を感じているわけですね。リスクだらけのロケーションにあえて身を置き、布切れ一枚の屋根の下、嬉々として一晩を過ごすのだから、冷静に考えてみればキャンプという行為は正気の沙汰ではありません。

 

しかしながら、気取った言い方をすれば「刹那の煌めき」のような瞬間がやはりキャンプには存在するのです。「ああ、今日ここに来てよかったな」という感情は自宅でゴロゴロしながらスマホをいじっているだけでは到底味わえません。(それはそれで贅沢な過ごし方だとは思いますが)

 

ところでそんな壊滅的被害を受けた「白崎海洋公園」ですが、2019年4月より園内の一部施設が営業を再開したのです。しかも今後はキャンプ場の復旧に向けて動きはじめたという朗報まで。

 

他にも千葉県「白浜フラワーパーク」オーナーによる台風被害からの鬼気迫る記事はアーカイブ化すべき重要なレポート。

 

こうした事例が何かのヒントとして活かされることを切に願います。

 

ともかく、この度の被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

無力ないちキャンパーとして出来ることと言えば、復旧再開したあかつきには優先して遊びに行くという応援活動くらいしか思いつきません。あるいは小さなメディアを運営している身として、復旧情報を拡散するというもの微力ながら後方支援足り得るのかな、などど考えてもいます。

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Dr.nero

現役会社員の傍ら、登山とキャンプとサウナを満喫するアウトドアニュース配信者。too machな情報をサクッと軽めの記事に調理してお届けします。

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