開花はまだか?
こんな記事もあるように近隣では開花宣言の遅れている滋賀県。
今回はわざわざそんな未開花エリアでソロキャンプをしたいと思います。
やって来たのは三重県と滋賀県を繋ぐ国道421号線沿い、愛知(えち)川という美しい大きな川に面した黄和田(きわだ)キャンプ場。
ワシントン派?
お昼過ぎに到着すると入口の受付は無人。
案内通りに電話してみると先に入場して設営していいそうな。
では遠慮なく。おや、すでに先客が2組ほどいらっしゃいました。
キャンプ場内は大きく2つのエリアにわかれており、手前が短く刈り込まれた芝と砂利、砂地のエリア、そしてその奥に広がるのが林間エリアでこちらが人気なのだとか。
もちろん私はリンカーン派なので一目散に場内の最深部を目指します。
砂利道を抜けると、
おお、いいじゃないですか。
デラックス仕様
奥ではファミリーがBBQを楽しんでみえます。
ただちょっと今日は風が強いなぁ。体感で風速7~8mはありそう。
ともかく本日の活動スペースを吟味し、ちゃちゃっと設営完了!
テントはポーランドポンチョにオリジナルのクラフクタープを連結したポーランドDX仕様。
期せずして耐風性能のテストとなりました。
場内パトロール
さてさて、まずは場内をじっくりお散歩。
混雑時はオートキャンプにこだわらなければ、選択肢はいくつもありそうな感じでした。
このあたりよくないですか?あ、ソロ目線ですよ。
トイレはここに洋洋和の3基だけ。場内のキャパに対してちょっと少ない気も。
剥き出しの炊事場は等間隔に点在しています。
ここはなんと直火OKの貴重なキャンプ場。
川でお水を汲んだり
花より餃子
ふう、じゃあもう周囲に桜がないのでバーチャルな桜を体に流し込みましょう!
餃子なんか焼いちゃってさ。
水も油も要らないってのはもう完全にアウトドア食品と言っても過言ではないと思う。
ちゃんと美味いし。
キャンプの真の敵
それにしても風が凄い。
いくらフロアレスとは言え、じっとしているだけでもテント内のカップやらが砂まみれになるレベル。
幕もばたんばたんと大暴れ。
キャンプの敵は雨よりも圧倒的に風なんですよね。
これってキャンプをはじめるまでは気付かなかったこと。
とか言ってる間にご近所のファミリーは撤収されていきました。
タープだけだったから初めからデイのつもりだったんだろうか。子供たちよ、残念だったね。

君たちの分までおじさん楽しんじゃうから、任せといてよね
そして車に避難して眠ること数時間、、、
時折聞こえる大きな風の音に驚いてテントの安否確認なんかをしながら、、、
だいじょうぶマイフレンド
そろそろいいかなー、なんて妻のご機嫌をうかがうように恐る恐る車外へ。
う~ん、まだちょっと吹いてはいるけど、焚き火出来なくはないレベルかと。
(ほぼ)完ソロの夜にSpotify
ところで、これ。このリンカーン・エリア、完全に私ひとり。
向こうの広場には2組ほどいらっしゃいますが、見渡す範囲には誰もいません。
さあて、火を熾し直して二次会をはじめましょうか。
ちょっと肌寒いのでキンミヤの緑茶割りにシフトチェンジして。
呑むべし、呑むべし、呑むべし。
今回は先日購入したiglooのステンレスクーラーの保冷性能テストを兼ねているので、保冷剤代わりに大量の冷凍食品を持参してきたのです。
なので、冷凍焼きおにぎりやら冷凍たこ焼きやらをつつきながら、キンミヤ焼酎をぐびぐび。
直火の炎をうっとり眺めながら、贅沢な空間を独り占め。
なんだか風も徐々に落ち着いてきたし、いい感じ。
村上春樹の描く登場人物ならボブ・ディランかビーチ・ボーイズでも聴いてそうなシチュエーションだけど、私のSpotifyから流れているのは90’s J-POPヒットメドレー。
あれ?小室ファミリーが全然出てこないぞ。権利や登録の関係だろうけど、随分と偏ってるなぁ。
当時熱心に聴いていたわけじゃないのに、えらいものでほとんど全部憶えてる。
そして気まぐれに、久々に聴くジャミロクワイが心地良い。
CDがバカみたいに売れていた時代、ミリオンセラーなんて言葉が当たり前に飛び交っていた時代、それらをサブスクで聴いているってのがなんだか隔世の感。って思いっきり無料プランなんですが。

翌朝、再び火を熾してコーヒーをすすり、炙ったマフィンにベーコンを挟んでむしゃむしゃ。
さあ、今日はまた別の場所に移動してもう一泊する予定なのです。
まずは髪の毛の先まで染み込んだ焚き火の薫りを落としにいきますか。
おや?これは?
おしまい。