前編からの続きとなります。
おじさん問題勃発!
ご機嫌でお昼の散歩を終えた帰り道、事件はこのサニタリーで発生しました。
シンクが並ぶ建物内の入口が段差になっているのがお分かりいただけるでしょうか。
この段差を利用して推定4~5歳の女の子がジャンプして遊んでいたのです。
その傍らには洗い物をしているパパと思わしき30~40代男性の姿もありました。
よくある光景ですよね。
そしてわたしがお手洗いを済ませてお二人の横をすり抜けようとしたその時、、、
「あっ、おじさんが通るよ~」とパパさん。
おっ、おじさん、、、。
いや、間違いないんです。不惑をとうに越えたわたしは正真正銘のおじさん。
完全無欠のおじさん。おじさんの煮こごり。
KEN SHIMURAのパワーワードを拝借すれば「そんです。わたすが変なおじさんです」
家族から「おじさん」といじられることはあれど、自虐混じりに「おじさん」を自称することはあれど、、、。
悪意なく、こんなにも公然と「おじさん扱い」を受けたのは初めての経験。
脳天にソリッドステークを打ち付けつけられたような衝撃を受けたのでした。
沈痛な面持ちでサイトに戻り、何度もあの言葉を反芻します。
「おじさんが通るよ」
三つ目がとおる、、、コータローまかりとおる、、、はいからさんが通る、、、おじさんが通る
いや、通ったけれども!
わなわなと震えが止まりません。
果たしてホントに悪意がないとは言え、わざわざ属性で呼ぶ必要性があったのだろうか、、、。
あるいはわたしでなく、ご婦人が通ったら「おばさんが通るよ」とパパさんは言うのだろうか、、、。
「お兄さんが通るよ」は逆に嫌味に聞こえる可能性もあるし、「小太りの中年男性が通るよ」は完全に狙ってきている。
よってわたしが導き出した最善の答えは「人が通るよ」という、より大きなカテゴリーに分類するというもの。
これによって老若男女、人種を問わず摩擦が生じなくていいんじゃないかなーという気がします。
わかったね、おじさんとの約束だよ!
とっ、とにかくお酒をください!
さて、気を取り直してそろそろお昼の時間。
今回もたこ焼きをいただきます。
真っ昼間からビール(もどき)とたこ焼き。
こんなもの最&高に決まってますわね。
気温は25℃前後といったところでしょうか。
直射日光の下は暑いけど、タープ下は快適そのもの。
食後にコーヒーとシュークリームまでいただいちゃって。
道具を想う
それにしても久々に使ったサーカスTC。
やっぱこれ良いテントですねぇ。
3人家族の寝室としては過不足のないスペースが非常に心地良い。
ソロなら贅沢仕様にもなるし、ホント隙のない優等生といった感じ。
こんな布切れ一枚の小屋が家族を雨風から守ってくれるなんて、なんだか不思議な気持ち。
前回から本格的に導入したオレゴニアンキャンパーのポップアップトラッシュボックス。これも非常に良い働きをしてくれました。
クマの目撃情報があったので就寝時はテント内にゴミ箱を入れておいたのですが、軽いので片手でひょいと掴んで移動させることができます。
この軽さがなんとも嬉しいし便利。
撤収時は底面が結露してびちゃびちゃだったのですが雑巾でさっとひと拭きし、天日干ししておくとすっかり乾いていました。
今後もこのまま一軍として活躍していただきましょう。
きらきらひかる
ちょっと昼寝なんかしたりして、起きだすと陽が傾きかけていました。
それではそろそろ夕食の準備を。
火を熾している間、カードゲームでもして遊びましょう。
キャンプではアナログなカードゲームが重宝しますね。
娘のリクエストでお肉を焼いて。
食べたら宿題の「星の観察記録」に取り掛かります。
キャンプで星を見るって決めていたようで。
おれのターン!
女性陣の就寝を待って、お楽しみのエンタメ鑑賞タイム。
今日はAmazonプライムのオリジナルコンテンツ「THE BOYS」の残り2話を片付ける予定。
これアベンジャーズが大団円を迎えた2019年だからこそ意味のある作品で、「ヒーロー活動による被害者たちが復讐に立ち上がる物語」なんですがめちゃくちゃ面白いのでオススメです。
すでにシーズン2の製作も決定しているそう。
こちらは原作のコミック
さあてお次はNetflixのオリジナル、話題沸騰の「全裸監督」を拝見しましょう。
なんでも「ナルコス」の脚本家によるワークショップを経て製作されたらしく、なるほどこれは地上波放送では絶対に出会えない過激な描写となによりも画面の隅々からほとばしる“高い志”が素晴らしい。
出演者にはピエール瀧氏もみえるのですが、変に自粛することなく淡々と公開する姿勢にも拍手を送りたいと思います。これは国産ドラマの水準を一気に押し上げたエポックな一作として後年まで語り継がれることでしょう。
まだ3話までしか観ていませんが、、、。
こちらもシーズン2が楽しみです。
どちらもグロテスクだったり過激な描写が多いので万人にはオススメしかねますが、面白さという意味では一級品なので気になる方は是非。
そして日常へ
濃密なフィクション発、爽やかな朝経由、終わりなき日常行き。
厚手の上着を羽織っていても肌寒かった昨晩。
テントもタープも車も結露でびっしょり。
最終日の朝は洗い物も少なくて済むホットサンドで簡単に。
みんなで協力して撤収すると、刹那の非日常もこれにておしまい。
天然クーラーの山頂から脳みそのとろけるような灼熱の下界へ。
後ろ髪を引かれながら、再訪を誓って再び3時間超のドライブがはじまるのでした。
あっ、こんなお土産も買いましたよ。自分用に。