2019滋賀ソロキャンプレポート@D’swood

キャンプレポ 滋賀
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オリジナル・ギア実践投入の旅 2日目

前日に岐阜県の無料キャンプ場、粕川で試し張りを終えて実用に耐えうることを確認し、本日は滋賀県大津市にある初見のキャンプ場へ。

 

粕川から303号を使って山を越える道中、ずっと雨に降られ続けました。こんな予報じゃなかったのに、、、フロアレスのコットン軍幕では耐えられそうもありません。

 

滋賀県内に入って琵琶湖の北側ルートを走行中もずっと雨。保険としてスノーピークのヴォールトを持ってきていますので、どちらを使用するかは現地で判断したいと思います。

これから向かうキャンプ場は午前10時からチェックイン可能ですが、煙で燻された全身をリセットするべく、まずは近くの温泉比良とぴあへ。登山口の裾野ということもあり玄関には登山者用のバックパック専用ロッカーが用意されていました。

 

比良とぴあ

入泉料

中学生以上70歳未満¥610
70歳以上¥410
小学生¥410

営業時間

10:00~21:00

定休日

年末年始

不定期メンテナンスあり

 

さっぱりしたところでいざ出発。

今回はお邪魔しませんでしたが、この比良とぴあの近くにあるTOPPIN OUTDOOR & TRAVELというお店が非常に充実した品揃えだとお伺いしたので、次回のお楽しみにしたいと思います。

 

で、10分くらいで到着してしまいました。

ここは「D’shut」という喫茶店が併設(あるいはこちらがメイン?)されているのですが、営業時間は11時から。車から降りるとオーナー夫婦と思われる方の姿が見えました。予約済でしたので、スムーズに受付していただきます。

 

オーナー自ら場内をゆっくり案内していただき、今日は予約が私以外に一組だけなので、「木漏れ日サイト」(だったかな?)以外はどこを利用してもいい、とのこと。最初に唯一車が横付け出来る「丘の上サイト」を紹介していただいたのですが、私はその次に紹介された「森の中サイト」に一目惚れしてしまいました。こんなにテンションが上がるキャンプ場は久々。直感が今日は良いキャンプになりそうだぞ、と告げています。

 

問題の天気は、、、この辺り一帯だけ晴れ間が差しているではありませんか。スマホで天気予報もチェックすると、、、曇りの予報です。OK、軍幕を張りましょう。出入口を山の側に向けたかったので調整すると、横幅がぎりぎり。ホントに小振りな2~3人用のテントでないと厳しそうです。

 

大きな岩がゴロゴロしている導線を何度か往復して荷物を運び終えたら場内をぷらぷらと散策してみます。自然をたっぷりと残しながらもきちんと整地がなされており、よほどのキャンプ通かと思ってオーナーの話を伺うと「私はキャンプをしないもんですから」

えっ!?

嘘だろ。キャンプされないのにキャンパーの心地良いツボを心得ていらっしゃる、ということでしょうか。恐れ入りました。

 

場内の見学を終えてテント内にどっかり腰を据えるともう後は焚き火を肴に呑むしかありません。

そうこうしているとパラパラと小雨が。この程度なら問題ないのですが、なにぶんオリジナル・ギア(命名クラフクタープ)の耐水性が未知数ゆえ不安が募ります。

 

雨雲レーダーを確認してみると、どうやら夕方6時頃まで降り続く予報。

まいったなあ

タープの一枚でも持ってくれば良かったな、とここで激しく後悔。

焚き火を一旦終え、幕内のアルパカストーブで暖をとりながらうつらうつらしていると外からオーナーの呼ぶ声が。なんでも屋根付きの焚き火スペースで今から食事をするのでよかったら、とお誘い頂いたのです。原付バイクでキャンプしていた頃はよくバイカーの方にお誘いいただくこともありましたが、近ごろはめっきりそんな機会もなくなりました。

これも一期一会だな、と有難くお邪魔することに。

 

そこは通称「バス停」と呼ばれる屋外囲炉裏小屋と言った雰囲気。すでに小さな焚き火が始まっていました。オーナーのご親戚だという饒舌な若い男性と焚き火を囲み、とりとめのない会話を楽しみました。しばらくすると前菜のカプレーゼのどごし生が運ばれてきました。

さらにはマグロのカルパッチョもメインはSOTOのステンレスダッチで前日から仕込んできたというおでん。どれもシェフと皆さんから呼ばれている常連のお客さんによる手料理なのだとか。これが本当に美味しく、オーナーはおでんをおかずにどこかから持ってきた白米をワシワシとかっこんでいました。本当に自由過ぎる。

 

するともう御一方ゲストが現れ総勢5名の宴となるのでした。あらかじめ予定していたのか、それとも三々五々集まってきたものなのか、最後まで私には分かりませんでした。シェフ曰く、この後おでんにカレースパイスを入れて中華麺を投入したラーメンを予定しているのだそうですが、残念ながらおじさんばかりなのでそんなに食べられません。

 

唯一若いオーナーのご親戚もこれから敦賀へ仕事の用事で向かうらしく、そこでラーメンを食べる約束をしているのだとか。よって〆のおでんベースのカレーラーメンは幻に。などと言いつつ、ちゃっかりデザートのチーズケーキと紅茶は別腹におさまったのでした。なんでしょうか、この歓待は。この間もずっと雨は降り続け、楽しい宴の一方でテント内がどうなっているのか不安でもありました。って言うか天気予報よ、、、

なんかみぞれ混じりの雪まで降ってるし。

23時過ぎに宴はおひらきとなり、オーナー以外の皆さんも本日はご帰宅されるのだとか。

 

さて、側面が雪で白く染まったテントの中を恐る恐る覗いてみると、、、

おお、思ったほどの被害はありません。むしろ上出来と言っていいでしょう。

誤算だったのは天井のランタンフックから雨水が染み込み、ブラックダイヤモンドのLEDランタンモジの頭頂部に水溜まりが出来ています。そこから溢れ出した水がポタポタポタ、とフロアに敷いたオールウェザーブランケットに滴り落ちていました。

 

今回、フロアはグリーンシートとオールウェザーブランケットの二枚敷きにしておいたのが功を奏し、甚大な被害は免れました。ただこのままこの中で眠るのは厳しいと判断。雨漏りでシュラフが水浸しになることが予想されます。よって今晩は車中泊に決定。私は仕事の休憩中に車内で仮眠する習慣があるのでまったく問題なし。

 

翌朝、まだ雨はしとしと降り続いています。テント内は入口付近こそぬかるんでいますが、他は大きな問題はありません。アルパカストーブを稼働させて幕内を温めるとあっという間に周囲の幕が乾いていきました。

 

朝食の玄米とセブンイレブンのサバの味噌煮をちゃちゃっと掻き込んで、撤収準備。

 

、、、しながら焚き火。

それにしても雨は一向に止む気配がありません。

 

朝8時前にチェックアウト。山小屋から現れた寝起き丸出しのオーナーさんにご挨拶。後払いの清算らしく、2200円をお支払い。山を降りると地面はほとんど濡れていませんでした。まるで嘘みたいなキャンプの思い出。さあ、充電完了。また明日からコツコツがんばりましょう。

 

おしまい。

プロフィール
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Dr.nero

現役会社員の傍ら、登山とキャンプとサウナを満喫するアウトドアニュース配信者。too machな情報をサクッと軽めの記事に調理してお届けします。

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