ですが、いきなりキャンプ装備一式を揃えるのは費用がかさむし、ちょっと不安だったりもしますよね?だったらその前段階としてラーツーからはじめてみてはいかが?というご提案です。
ラーツーというのはツーリングに出掛けた先でラーメンを自分で作ってその場で食べる行為を指します。まあ別にこの場合作るのはラーメンじゃなくたってパスタでも焼きそばでもいいと思うのですが、湯を沸かすことさえ出来れば誰でも可能なので定着したのでしょう。
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なんならオートバイじゃなくたって自動車や自転車、電車旅だって構いません。
天気の良い日に外へ繰り出してラーメンをハフハフすするだけで充実した一日が過ごせますよ!
火気
まずは最も重要なアイテムから。それは湯を沸かすためのバーナーです。
燃料によって選択するアイテムも変わってくるのですが、ここではランニングコストに優れたCB缶を使うバーナーをおすすめします。なかでもSOTOのST310は使い勝手が良く、当サイトでも繰り返しおすすめ記事を作成していますので過去記事も参照ください。
弱点である風に関してはこうした風防を用いることで回避可能です。屋外での調理は本当に風に悩まされるので持っておいて損はありません。
また点火スイッチに関しても使いづらいと感じたらアタッチメントがメーカーから発売されています。
コッヘル
要するに鍋ですね。カップヌードルならこれすら不要なのですが、袋麺や棒ラーメン派の方には必須アイテムとなります。ある程度の深さがあったほうが吹きこぼれも防げるのでスノーピークのトレック900あたりがいいのではないでしょうか。
これにはアルミ素材とチタン素材の2種類がありますが、バイクに積載するならそこまで重量にシビアにならなくてもいいので、安価なアルミ素材をおすすめします。それにチタンだと難しい米の炊飯もアルミなら比較的簡単です。
調理直後は持ち手も熱くなっている可能性があるので、軍手などを使って火傷に気をつけましょう。
とりあえずカトラリーは割り箸だけあれば十分かと思います。
テーブル
平坦な場所が見つかればいいのですが、例えば川原などゴツゴツした岩場なんかだとそんなに都合の良い場所を確保するのが困難だったりします。そんな時にはコンパクトなテーブルがあると助かるかもしれません。アウトドア・ソロテーブルのド定番と言えばこちら。
チェア
テーブルを用意したならチェアがあったほうがより快適にリラックスして過ごせますよね。
軽量でコンパクトなヘリノックスというメーカーのチェアが人気ですが、それなりに高価なのではじめは類似品で十分かと思います。
水筒
肝心の水の運搬について。コンビニなどで現地調達してもいいのですが、あらかじめ用意しておけばうっかり失念した場合でも安心です。
アメリカ生まれのナルゲンボトルは熱湯を注いでも凍らせてもよく、元々は薬品の保存容器として開発されたため、密閉性にも優れています。1ℓのボトルならラーメンと食後のコーヒーを賄うことが十分出来るでしょう。
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カップ
食後にコーヒーでも飲んで至福の余韻を楽しみましょう。
マグカップでもいいのですが、汎用性の高いシェラカップを所持しておけば、今後あらゆる局面で活躍してくれることでしょう。
と、こんな感じの道具を予算の許す範囲で揃えてみるといいんじゃないでしょうか。
最低限、お湯を沸かすバーナーさえあれば、あとはなんとかなるものです。
それすら用意できないなら保温可能な水筒に沸かしたお湯を持参してもいいでしょう。
景色の良い場所でいただくインスタント・ラーメンは行列店でも真似出来ない魔法がかかるはずです。是非今年はその味を確かめてみてください!
あ、肝心のラーメンもお忘れなく
おまけ
汚れものが少なくなるので、ホットサンド・ツーリングってのも悪くないかと。
食パンにハムとチーズを挟むだけでご馳走になりますし、コーヒーにも合わないわけがないですからね。私が使っているのは定番のこちら
おしまい。