キャンプはじめ
新年一発目のキャンプは東海エリア屈指の人気を誇る「青川峡キャンピングパーク」をチョイスしました。家族連れにはこれ以上ないくらいの充実した設備と至れり尽くせりのきめ細かなサービス。
こんなオフシーズンでもなければ、なかなか予約が取れません。
そして本日は大きな課題が。
それは薪ストーブの本格導入。
自分ひとりで試運転はしてみたものの、今日は家族と一緒なので失敗は許されません。果たして上手くいくのか、、、
問題設営
今回は慣れない薪ストーブの設置があるのでサーカスTCの設営を妻に無茶ぶりしてみることに。
すると意外にもひとりで設営してしまったではありませんか。
これまで何度もわたしの設営を見てきたからか、見よう見まねで出来てしまったようです。これはありがたい。次からは分担作業できるな。なんて悠長なことを考えていました。
これが後々、悲劇を巻き起こす事態に、、、なんて知る由もなく。
ちなみにこちらは二日目に撮影したもの。
わたしのほうもなんとか設営完了。
しかしながら、これはこれで問題があったのです。
しゃぶしゃぶとビーフシチュー
幕内で調理してもにおいや煙がさほど気にならない料理と言えばやはり鍋モノ。そこで今夜はしゃぶしゃぶにすることとします。すき焼きと迷いましたが、せっかく良いお肉が手に入ったのでよりシンプルな調理方法で。
うん、当然うまい!
さらにせっかく薪ストーブを焚いているので、煮込み料理でも。
こちらもしゃぶしゃぶ用と同じく道中の「養老ミート」で買ったスネ肉。こんな立派なお肉、なかなか近所のスーパーでは見かけません。
赤ワインでじっくり煮込んでいきましょうかね。
食事を終え、お酒を飲みつつまったりしているとパラパラと雨音が。すると徐々に本降りになってくるではありませんか。予報とは異なる天候、まあこれもキャンプあるあると言っていいでしょう。
突然、ドリフのごとく
振り続ける雨、山から吹き下ろす強い風。
一足先に床についていたわたしをたたき起こす子供の声。
「お父さん、お父さん!大変!」
何事かと、朦朧とする頭で現場へ急行。
なんでも風でシェルターのペグが一部抜け、薪ストーブをガタガタと揺らされたことに恐怖を感じたのだとか。
雨の中、ペグを打ち直してくれた妻にマジ感謝。
などとC級ラッパーのようなフリースタイルをひとりごち、再び眠りにつくのでした。
しかし災難はそれだけではありませんでした。
時刻は明け方の5時前。
轟音と共に目を覚ますと、眼前に広がるのは暗闇と空。
まさに往年のドリフ顔負けの家屋倒壊コントがごとく。
風に強いはずのワンポールテントがいとも簡単に倒壊してしまうとは、、、
原因は色々考えられます。
強風は無論、雨によるグラウンドコンディションの悪化、サラサラな土と鋳鉄ペグの相性、不慣れな妻に設営を任せっきりでフォローを怠った、等々。
ともかく無事だったシェルターに全員避難し、コットごと移住します。
それにしても誰一人怪我もなく、テントにダメージもなかったのが不幸中の幸いといったところでしょうか。
記憶の解像度
シェルターでストーブの番をしながら、ひとりモーニング。
飛騨牛の切り落としを「ほりにし」で味付けしただけですが、まあこれが美味い。
スマホアプリの「TBSラジオクラウド」から流れるのは「アフター6ジャンクション」
年末聴けなかった「シネマランキング2019」を消化していきます。
なるほど、みんな良い劇場体験してるなぁ。
仮に「記憶の解像度が高いもの」を評価の基準とした場合、わたしにとって今年の映画はこの4本。
宮本から君へ
バーニング劇場版
スパイダーマン:スパイダーバース
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
どれも時折ふと思い出しては反芻してしまうんですよね。
否が応でも記憶にこびりついてしまう、良い悪いを超越した忘れがたい映画たち。
2020年もそんな作品に多く出会いたいものです。
「ゲーム・オブ・スローンズ」も基礎教養として嗜んでおきたいし、まあ忙しい。
令和はむしろ昭和
お昼は近くの温泉帰りに寄ったネパールカレーのお店で。
ナン食べ放題だっていうけど、ボリュームありすぎて無理。
キャンプ場に戻ったらボードゲームでもしながら薪ストーブで再びビーフシチューをじっくり煮込んでいきます。
それにしてもこの「人生ゲーム 令和版」明らかに著名人だと判別可能なイラストが多用されているんですが、肖像権的にOKなのかしら。
このやや乱暴で杜撰な感覚が令和どころかむしろ昭和な感じがして、なんだかノスタルジックな気分に。
さあ、そろそろ出来上がり。
ゴロゴロお肉も柔らかく煮込まれてホロホロで美味しい!
食後は誰が洗い物をするか賭けたテトリス対決。
ってそんなことより、買い出ししたスーパーで偶然発見したピッカラよ!
お前まだ生きてたのか!
昔はチップスターみたいな筒のパッケージだったはずだけど、すっかり変っちまって。
たしかピーパリとか言った兄弟分もいたはずだけど、そっちは見かけなかったな。
とりあえず生存確認できただけでも十分。
この味、この食感がいつだって少年時代にトリップさせてくれる。
うちの近所にも遊びに来てくれよな!
昨晩ほどではないにせよ、断続的に吹き付ける強風に警戒しつつシュラフに潜り込みます。
ペグ本数を増やして強度を高めたものの、やはり脳裏をよぎる未明のアクシデント。
揺れるセンターポール、薄れゆく意識。
そして夜が明けた!
無事!
残ったシチューをオムピラフにぶっかけた朝食をすませると、12時のチェックアウトに向けてダラダラと撤収開始。
まあ色々あったけど、終わり良ければすべて、、、

えっ!?



