カマボコテント3
2016年当時、まだドッペルギャンガーというブランド名だった頃のDODが発売した初代カマボコテント。
出典:DOD
2ルーム構造、区画サイトにジャストフィットなサイズ感、リーズナブルな価格、ポップなデザインなどの要素が相まって一躍人気テントの仲間入りを果たしました。そしていよいよその最新バージョンとなるカマボコテント3が正式発表されたので、詳細をチェックして参りましょう。
サイズ展開
カマボコテント3にははじめからSMLという3種類のサイズが用意されています。
具体的なサイズを表にしたものがこちら。
カマボコテント3(単位cm)
S | M | L | |
幅 | 250 | 300 | 380 |
縦 | 500 | 640 | 760 |
高さ | 185 | 195 | 218 |
Lサイズともなるとテントというより巨大シェルターと称したほうがしっくりきますね。
とは言えオートサイトにもギリおさまるサイズというのがポイントで、これならレイアウトに頭を悩ませる必要がありません。
出典:DOD
価格
次に気になる価格をお先にチェック。
手頃なお値段というのがカマボコテントの魅力のひとつであったわけですが、それが果たしてどうなったか。
S | M | L | |
価格 | ¥53,900 | ¥64,900 | ¥75,900 |
Sと近いサイズ感のカマボコテントミニ、Mと近いカマボコテント2と比較すると、それぞれ1万円近く値上がりしています。
ポールの変更
大きな変更点のひとつがテントの心臓部とも言えるポールの存在。
なんとあのDAC社のポールが採用されているのです。
出典:DOD
DAC社のポールと言えばテント界のロールスロイスことヒルバーグも採用する世界最高峰の代物。
ここで公式の説明文を引用してみましょう。
カマボコテント3より、DAC社のPressfitポールを採用しています。継ぎ目を旧モデルのパンチングではなく、プレス方式で接続しているため、クラックが起こりにくい構造です。
専門的な製造工程を説明されても素人にはよく分かりませんが、要するにクラック(亀裂、ひび割れ)しにくくなったよ、ということ。
ここが値上がりポイント其の一。
全面メッシュパネル化
インナーテントすべてのパネルをメッシュ化できるように改良。
もともとオールシーズン活躍することがセールスポイントでもあったわけですが、これによって夏季もより涼しく過ごせるようになりました。さらにインナーの前後に出入口を配すことで、導線や風の通り抜けがよりスムーズに。
出典:DOD
インナー同様、フライシートも全面メッシュ化されています。
ここが値上がりポイント其の二。
ベンチレーターの改良
カマボコテント最大の弱点とも言えるのが結露のしやすさ。
その大きな要因は、
- リビング空間(土間部分)が広く、地面からの湿気があがりやすい。
- スカートがその湿気を逃がさない。
などが考えられます。
そこを改善すべく見直されたのがベンレーターの構造。
出典:DOD
ここが値上がりポイント其の三。
まとめ
以上3点が値上がりの大きな要因。
カマボコシリーズの手頃な価格に魅力を感じていた方はいよいよこのカマボコ3が買う・買わないの分岐点になるでしょうか。Lサイズともなるとスノーピークのエルフィールドがもう少しで手の届く価格ですし、ヴォールトならSサイズよりも安くなります。
つまりこれはDODがカマボコテントのセールスポイントを価格ではなく、クオリティに舵を切ったことの証左。人気テントであるがゆえにユーザーの声が届きやすく、それをフィードバックさせた結果の改良に伴う値上げというわけです。
ちなみに今回のカラーはタンとカーキの2種類。
出典:DOD
個人的にタンカラーはカマボコ2のほうが好みだったかも。
また他シリーズにはない豊富なオプションの存在も魅力的。
出典:DOD
抽選販売は2020年1~2月頃を予定。
おそらくDOD公式オンラインショップでの販売になると思われるので、必須となる会員登録は事前に済ませておきましょう。




