CHUMSのテントってどんなイメージ?
タウンユース寄りのアウトドアファッションのイメージが強いCHUMS(チャムス)。
ブービーバードでもお馴染みですよね。
ウェアや小物をちょっとしたアクセントとして取り入れられている方は多いでしょうが、キャンプサイトの主役と言っても過言でないテントとなると一気にその難易度は跳ね上がります。
語弊を恐れずに言えばクセが強い!
出典:CHUMS
いや、もちろんギア単体としてのキュートさは認めざるを得ないものの、これを使いこなすのはかなりのセンスが要求されるのは間違いないわけで。一般的な平均値以上にキャンプ場を訪れているわたしでも、実際にチャムスのテントを利用されている方をお見かけしたことはありません。
現状これを使いこなせる方って、ON状態のきゃりーぱみゅぱみゅさんとかフワちゃんだけじゃないでしょうか。
出典:CHUMS
話はちょっと逸れますが、地方暮らしをしていると、まれに都市部へ出かけた際、奇抜な服装の方をお見かけするたび「うわぁリアルファッションモンスターだぁ」と感嘆したりするのですが、決してネガティブな感情ではないのです。
むしろ眼福と言いますか、「いいもん見させてもらったな」なんて楽しんでいたり。あるいは世の中の車が黒・白・銀だけじゃつまらないように、赤・青・黄の車も走っていて欲しいのです。
そう、つまり多様性こそが豊かな世界を構築する源泉、言うなればキャンプシーンにもダイバーシティを!ってところでしょうか。
その最右翼足り得るのがチャムスなのかもしれません。
なんせもう見てくださいよ、このキャワワ感。
出典:CHUMS
カラーリングだけで言うと同じく2020年のMSR新作テント「ハビチュード」と重なります。実際のところはわかりませんが、どちらもアメリカのブランドだけに、アメリカ人が抱くファミリーキャンプのイメージカラーってこんな感じなのでしょうか。
出典:CHUMS
ひょっとしたら無難なアースカラーあたりを発売したら売れ筋になるのかもしれませんが、同社のアイデンティティがそれを良しとしないのでしょう。
出典:CHUMS
でもやっぱこういうのってデザイン至上主義のおもちゃなのかなぁ、なんて色眼鏡で見てしまってごめんなさい。しっかりチェックしたら機能性もばっちり抜かりありませんでした。
とくに感心したのがコレ。
出典:CHUMS
これは上記ベル型TCテントの入り口部分なんですが、プラスチック製のバックルが見えますよね。これを専用のタープと接続すると、
出典:CHUMS
簡単に連結できるというわけです。
これはナイスアイデアですよね。
他にもこの2ルームテントだってどこかのOEMだって良さそうなのに、この形状と細部まで似たテントってちょっと思い浮かばないんですよね。
出典:CHUMS
例えばコールマンとのダブルネームでタフワイドドームあたりにブービーバードをプリントしておけば手っ取り早いはず。
でもそう安易なことはしない。
やはりアウトドアブランドとしての矜持があるのだろうと推察されます。
出典:CHUMS
チャムスはこれまでにいくつもテントを手掛けていますから、ノウハウも蓄積されているでしょうし完全オリジナルだとしてもなんら不思議ではないんですよね。
出典:CHUMS
近年は女性のソロキャンパーも増加中ですから、デザインの方向性はそのままに、ソロあるいはデュオ向けのテントがラインナップに追加されたら勢力図が一変してしまうかもしれません。




