Yogibo(ヨギボー)とは?
通称「人をダメにするソファ」として知られる無印良品の「体にフィットするソファ」
近頃はニトリでも似たようなソファがさらに安価で売られています。
無印良品やニトリではこうしたクッションソファが家具、あるいは生活雑貨のひとつとして扱われているのに対し、Yogibo(ヨギボー)はあくまでビーズクッション専門メーカー。
ゆえにそのこだわりやバリエーションの豊かさは別格。
先日、直営店で実際に体感してみたところ、驚くべき快適さだったので、まだご存知ない方のために共有しておきます。
Yogibo(ヨギボー)とはアメリカ生まれのビーズクッション専門メーカーであり、創業は2009年頃。
きっかけはさらに遡ること5年前の2004年、創業者エイアル・レヴィ氏の奥様が妊娠したことでした。うつぶせ寝で眠る習慣のあった奥様が妊娠を機に快眠できなくなり、その問題を解決するために自ら手作りしたのがヨギボーのビーズクッション第一号だったというわけです。
で、それが知人にも評判となりビジネス化に乗り出したというわけ。
日本に上陸を果たしたのが2014年。よって2020年で6年目に突入することになります。
より詳しい誕生秘話はこちらをご確認ください。
Yogibo(ヨギボー)の特徴
ヨギボーを知る前にまずは一般的なビーズクッションの特徴をおさらいしておきましょう。
従来のビーズクッションの形状は基本的にこのようなサイコロ状となっています。
出典:Yogibo
で、上辺は柔らかいのにサイドはやや硬め。それはクッションとして整形するためのやむを得ない事情があってのこと。ゆえに硬い面に座るとビーズクッションの持ち味であるフィット感を味わうことができませんでした。
出典:Yogibo
そうした問題をクリアしてみせたのがヨギボーだったわけです。
例えばラインナップの中でも最大級となるヨギボーマックスがその恩恵を視覚的に一瞬で理解させてくれますので、ご覧ください。
ヨギボーマックスはこんな感じに座れるほどの大きさなのですが、
出典:Yogibo
こうしてカタチを変えることで、背もたれ付きのゆったりひとり用ソファに早変わり。
出典:Yogibo
現状こんな芸当ができるのはヨギボーだけ。
これは長方形でも縦置きできるヨギボーの特性を応用したものですが、そのメリットは利用シーンだけにとどまりません。保管時はもちろん、ちょっとだけ移動させたい掃除の際もひょいと持ち上げて脇に置いておけばいいのです。
出典:Yogibo
唐突ですが、ここで5年以上使った我が家の無印良品ビーズクッションをご覧ください。
哀れな姿はさながら瀕死のバブルスライム。ビーズクッション最大の弱点は長年使用していると中のビーズが圧迫され、このようにどうしてもソファ自体がへたってきてしまうこと。
その弱点を補うためにヨギボーでは補充用のビーズが別売りされているのです。
だからへたってきてもビーズさえ補充してやれば再び新品同様のクッション性を取り戻すことができるというわけ。
これはニトリにも同様の補充システムはありますが、無印良品にはありません。
よって我が家のようにへたってしまったら基本的には廃棄する以外にないのです。
Yogibo(ヨギボー)ならキャンプでも使える!
で、ここからようやく本題なんですが、ヨギボーでは無印良品にもニトリにもないアウトドア用ビーズクッションというものを扱っているのです。それを可能としているのが耐水性、撥水性に優れたクッションカバーの存在。ただし決して火の粉に強いわけではないので、焚き火周りで使用の際には細心の注意を。
アウトドアシーンでも極上のチルアウトを過ごしたい方にはうってつけではないでしょうか。
あるいは腰痛持ちの方には最強のパートナーとなってくれるでしょう。
わたしが特に気になっているのは、こちらの座布団型のもの。
軍幕なんかを使用している時は地ベタリアンスタイルが多いのですが、ヨギボーがあったら快適度が跳ね上がるんじゃないかと夢想しています。
価格も手ごろですし、例えば既存のアウトドア用座椅子と組み合わせたら、、、もう再び立ち上がる気力は沸いてこないでしょう。
まとめ
そんなわけでヨギボーはご自宅でもアウトドアでも大活躍間違いなしの万能型ビーズクッションだということがお分かりいただけたでしょうか。たとえアウトドアシーンでの利用で汚れやニオイが気になったとしても気軽に洗えるのもヨギボーの良いところ。
出典:Yogibo
ポップなカラーが多く目立ちますが、チョコレートブラウンなど落ち着いたものも含めて全17種類ありますのでご安心ください。
ただし価格はどうしても国内勢と比較すると高くなってしまいます。しかしながら、様々な形状を自分好みに組み合わせ、究極のパーソナルスペースを探っていく快感は唯一無二。
わたしが実店舗で体感したところ、ヨギボーポッドとサポートパッドの組み合わせが二度と立ち上がりたくなくなるほどに快適でしたので、念のためご報告しておきます。
強いて言えば形状違いがいくつもあって目移りしてしまうのが、悩ましいところでしょうか。
出典:Yogibo
それでは良きビーズクッションライフを!